当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。

読者様へ情報提供を行うため、私が経験したことや設計した成果物は
可能な限りオープンソース、コピーレフトで公開いたします。積極的にご活用ください。

また、本ブログは色覚に制限がある読者様のために、
赤色と緑色の文字を意図的に避けて記述しています。読みづらいとは存じますが、どうかご理解ください。

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  S.L.A.S.H.システム商品化 - 2014年09月22日

みなさんこんにちは。ネヴリンです。サムネホイホイ

今日は、
PTS MASADA ACR用KEYMODハンドガードである
S.L.A.S.H. (スラッシュ:Super Lightweight And Slim Handguard)

 商 品 化 情 報 です。




SLASHは、2013年10月に基礎概念を公開した、ネヴリンオリジナルデザインのMASADA用ハンドガードです。

装着状態のサンプルがコレ。
(今回はiPadのカメラなので画質が荒いです。ごめんね。)





さてさて、発表当時は「アイデアはあっても資金力が無いため実現出来ない」アクセサリでしたが、
この度、国内大手エアソフトパーツメーカーであるライラクス様のご協力により、
このアイデアを実現できることになりました


ということで、本日、ライラクス本社(東大阪)に行って商品について簡単な打ち合わせをしてきました。



現段階では商品化確定ではないので、断定的表現は差し控えさせていただきますが、
それでも十中八九程度の高確率で商品化されるそうです。
なお、発売時期は未定ですが、設計完了済みなのでリリースもかなり早く行えるとのことです。



そこで今回は、ステマもかねてキーフィーチャーをご紹介いたします。
 (1)KEYMOD規格正式準拠のハンドガード
 (2)軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)
 (3)かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応
 (4)PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可
 (5)バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能

以上数点が、本案の特徴であります。



(1)「KEYMOD規格正式準拠のハンドガード」について。
この案は、VLTORとNOVESKEの共同開発したオープンソースのレール規格、
「KEYMOD」システムに完全対応しています。
主要なエアソフト向けハンドガードと異なり、実銃用レールが装着可能です。
エアソフト用の「ただの穴」と違って、KEYMODスロットの正式規格は加工コストが上がりますが、
正式規格準拠だけは妥協できない旨の意思をライラクス様に伝えてあるので、
よっぽどコストオーバーしない限りは実現されるでしょう。


なお、スロット数は側面が10個、それ以外は9個です。
SLASH 10.0の「10.0」は対応バレルの最低長を表します。つまり切り詰めたバレルもおkということですね。




(2)「軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)」について。
本案は、PTSのリアルサイズハンドガードより細く、良好なグリッピングを提供するデザインです。
ハンドガードの板厚も近年の流行に合わせて極限まで薄くし軽量化も実現しています。
指が短い私にとっては細いハンドガードは握りやすいので助かりますし、
近年はM4でもURX4然りNSR然り細いのが流行ってるので一応トレンドを押さえたデザインです(笑)
また、滑り止めを兼ねた水平スリットが入っており、同時にスリット裏が補強リブ構造にもなっているのでたわみに強いですよ。




(3)「かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応」について。
PTSの純正ポリマーハンドガードはハンドガードをピン1本で留めているのと、樹脂特有のたわみがあるため、
たとえば精度の要求されるレーザーのような装備や、バイポッドのような強い負荷がかかるアクセサリとは相性がよくありませんでした。
かといって、レールハンドガードやMSKハンドガード流用では太く重いためユーザビリティが下がってしまいます。
そこで、「精度が必要なときには固定サポートネジを使用し、
脱着性が重視される環境ではピン1本で脱着することを選べる」
ようにしました。




(4)「PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可」について。
本案は、PTSのサイズをベースに作ったハンドガードであります。
上のサンプル写真で示しているように、当然PTS MASADAにはポン付です。
WE MSKは持ってませんが、MASADAとMSKの違いはフレーム前方のハンドガード位置固定スリットのサイズのみだと聞き及んでいるので、
ハンドガードの突起を加工すればMSKでも使用可能なはずです。




(5)「バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能」について。
利用可能なバッテリーは、基本的にセパレートorヌンチャク型です。
ネヴリンはET1のレッドラインセパレート(7.4V 1400mAh)
推奨バッテリーに指定させていただきます。



このほかにも、類似の形状をしたバッテリーであれば使用可能です。
また、PTSリアルサイズハンドガード同様、
バレルのクランクレバーを外せば非セパレートのバッテリー
(おおむね15mm厚程度まで)が装着可能
です。

写真ではFETがクランクレバーの部分にありますけど、通常のMASADAは配線のみなので
スペース上3セルリポ等にも対応することを補足しておきます。





最後に、繰り返しますが、近いうちにSLASHは商品化されるハズです。

ただ、PTSのMASADA ACRは現在生産停止中なので、
対象個体数的にSLASHも数量限定生産になることがほぼ確実です。

また、加工以外でコストを抑えるために、
店頭販売は行わずWEB販売のみとなる可能性
もあります。

価格についても未定で、
中華に対抗すべく希望価格帯を1~1.5万と指定しましたが、
この価格帯でショーバイをするのは無理でしょうから
1.5~2万円程度と見ておいた方がいいかもしれません。
こればかりはライラクス様任せになりますので、連絡待ちです。

それでもACRスキーの皆様は入手手段とお金に糸目をつけない変態紳士諸兄(笑)だと存じておりますので、ご興味がおありでしたらぜひともお試しくださいませ。  » 続きを読む

Posted by ネヴリン  at 22:14Comments(6)MediaAccessoryOtherAEG

  PTS MASADA ACR 用 SLASHシステム - 2013年10月04日

こんにちは。ネヴリンです。


今日はさくっと何かの妄想をぶちまけておきます。














お金がなく製造もできないにもかかわらず、こんなのばっかり設計しててすみません。

A6063押し出しでT5処理とかするうえ、5軸マシニングが必要となりそうなヤバいブツなので、文系学生の私にに作れるシロモノではありません。

海の向こう側で、PTS用じゃなくブッシュマスター用として現実に存在したら、まあ一定数は売れるんでしょうけどね。


いつものネタとして勘弁してくださいねー。  


Posted by ネヴリン  at 11:35Comments(6)Accessory

  レーザー付きウェポンライト - 2012年10月28日

こんにちは。ネヴリンです。


今日はレーザー付きタクティカルグリップライトの記事です。
これは自分用として仕入れたものですが、そこそこ良かったので載せておきます。



OPTICS-PRECISIONS製レーザーコンボライトです。これは緑レーザーとLEDライトのついたモデルです。
価格は約80ドルで、本体とレーザー調整用レンチが入っています。箱はデザインなしの白箱です。
なお、TacVectorというブランドで、電池や説明書の付属する「Cobra」という同等商品が出ています。こっちは30~40ドルくらい高いです。
ラインナップには赤レーザー版もありますが、50ドル以下のものはメインライトがキセノン球の可能性があるので注意が必要です。


スペック値は取扱サイトによってばらつきがありますが、おおよそ
 ・メインライト: 200~250ルーメン (CREE Q5 LEDランプ)
 ・サポートライト: 明るさ不明/高輝度白色LED
 ・レーザー: 20mW グリーンレーザー

らしいです。

電池もCR123A(3.0V)を3本使用するタイプで、グリップ底から入れます。
イメージ的には、中華レプリカのシュアファイア910Aのサポートライトの一つがレーザーに置き換わったものという感じです。







グリップの付け根にトリガー型のメインスイッチがあります。モードによりますが、メインライトかレーザーのスイッチになります。
モードの切り替えは、メインスイッチの向かいにツマミがあり、4つのモードを選択できます。





反時計回りで順に、
 ・レーザーのみ
 ・メインライト + サポートライト(常灯)
 ・レーザー + サポートライト(常灯)
 ・レーザー + メインライト(常灯)

の4種類に設定できます。





発光素子の配置は、画面左から、レーザー、メインライト、サポートライトという順になっています。
エレメント製のシュアファイアレプリカとは異なり集光レンズを使用していません。その割にスポット光や周辺光もうまく照射され、近くで見なければムラは少ないです。

ただし、残念なのはレーザーの光軸調整です。イモネジでレーザーユニットを「ただ押す」だけの構造で、光軸の角度を変える機能はありません。それゆえ実質ほとんど光軸調整ができません

もっとも、私はレーザーを照準器としてでははなく、味方に敵の位置を指示するためにちょろっと使うだけなので全く問題ないです。
(MASADAのハンドガードに付けると、ハンドガード自体がポリマー製なのでそもそも使い物になりません。)





銃への取り付けは、スクリュー式となっています。
ただ、レールにかみ合う歯の面積が少なく不安を感じます。
また、本来はレールのスロットにスクリューの軸がしっかりとはまり合ってズレを防止するのですが、スクリュー軸の突き出し量が少なく、機種によっては固定が上手くいかない場合もあります。








このマウンタは取り外しが効くっぽいので、別のものがつかないかためしてみました。
マウンタの取り付け寸法はシュアファイアA910に批准だと思われます。
そこで、G&PのA.R.M.S.タイプレバーマウントが使えるかもと思って試してみると、バッチリ無加工で装着できました。
今度はシュアファイアタイプのレバーマウントも試してみようと思います。






近くの公園で照射テストを行いました。
光も自然な白で、色温度は適切だと思われます。








ある程度離れたところに照射してもスポット光部分はくっきり見えます。


約15mの距離



約30mの距離



レーザーは、20mWなので、角度によっては光線が見えるかもしれません。
私的に緑色レーザーは1mWあれば十分な視認性があると思うので、サバゲ的にはもう少し弱い方がよかったです。





撮影環境
Nikon D90 + AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR
シャッタースピード: 1/5、絞り: f/3.5、WB: オート、ISO: 800、フラッシュ: なし
Adobe Photoshop Lightroomで私の目で見た色・明るさに近づけています。個人差や表示ディスプレイの環境によって現物と異なる見え方になる可能性がありますが了承ください。

  


Posted by ネヴリン  at 16:34Comments(6)Accessory

  FETユニット量産 - 2012年06月20日

こんにちは。ネヴリンです。

先日、愛用のデジイチのNikon D90のメモリーカードのフタが折れました。
カメラケースにしまうとき、フタを開けっぱで突っ込んでしまったらしく、ヒンジ付近からぼきっとヤってしまいまいた。
幸い作動には支障はないし、私は持ち物の見た目はそこまで気にしないので、フタの裏からプラ板で補強して、プラリペアで固めました。こんなところでシュミのテクが役立つとはね……。
ちなみに修理に出すなんて毛一本ほども考えていません。出動率が高いガジェットですし、なんといっても単価数百円の部品如きに1万円近くの修理・メンテ費用払うのもアホらしいですしね。


それはいいとして。


今回はFETユニットの話です。サムネホイホイ

以前の記事で作った、ピスコンや電圧安定化回路のないシンプルなFETユニットを、さらに小型化・モジュール化するのが今回の目的です。
回路自体はこの記事のものから昇圧回路とツェナーダイオードを取り除いたものになります。LM2733X昇圧回路があると、基板サイズが大きくなることと、試験回路で実験をしていないので発振の可能性が払拭できないからです。
また、部品単価の安い表面実装部品の多用化で、ユニット単価を抑えているので量産に踏み切ることができました。

もっとも、私の使い方ではもともと壊れにくいものであるので、量産する意味はあんまりないんですが、銃が増えた時の予備ってことで。


さて。

パーツリストですが、

IRLB3034PbF FET  (RSコンポーネンツオンライン) 2470円/10個
30kΩ 1/4W金属皮膜抵抗  (大阪日本橋@デジット店頭) 15円/1個
100Ω 1/4W金属皮膜抵抗  (大阪日本橋@デジット店頭) 15円/1個
SMTセラミックコンデンサ 50V 10uF  (秋月電子通販) 200円/10個
SMT一般整流ダイオード 100V 1A  (大阪日本橋@デジット店頭) 200円/10個
ターミナルピンヘッダ14P  (大阪日本橋@デジット店頭) 70円/1個 (2ピンずつ切って使います)
ユニバーサル基盤2.54mmピッチ/15.8x10.7mm  (大阪日本橋@デジット店頭) 90円/1枚
TO-220アルミ放熱板  (大阪日本橋@デジット店頭) 60円/1個
TO-220シリコン放熱シート  (大阪日本橋@デジット店頭) 40円/1枚
低頭ヒューズ 25A  (ホームセンター@コーナン) 200円くらい?/5個
ミニ平型ヒューズソケット  (大阪日本橋@デジット店頭) 60円/1個
アルミ平棒1.5x0.2x100cm  (ホームセンター@コーナン) 200円/1本
EC3コネクタ  (ヘリモンスターWEBショップ) 115円/1セット
イーグル模型シリコン銀コード16AWG  (大阪日本橋@スーパーラジコン店頭) 404円/1パック
M3ステンレス皿ねじ  (ホームセンター@コーナン) 4円/1個
M3ステンレスナット  (ホームセンター@コーナン) 2円/1個

です。

※SMTとは、表面実装用(サーフェイス マウント テクノロジ)パーツという意味です。
※TO-220とは、電子部品のパッケージ規格名です。(ここではFETを指す)


10個のユニットが作れる材料を用意しており、送料等の経費込みで、1ユニットあたり1000円くらいになります。
決して安くはないですが、ショップやメーカーブランドの価格に比べたら格段にマシでしょうね。


回路はシンプルなので、空中配線で小型化も可能でしょうけど、耐久性や安定性を考えると基盤実装の方がいいと思います。
また、プリント基板が使えればもっと小さくなりそう(2層基盤にしてGNDをサンドイッチできれば、たぶん基盤サイズは半分になります)ですが、金がかかって仕方ないので、市販のカット済みユニバーサル基盤の最小サイズで代用します。



SMT部品は片方の端子をランド(ユニバーサル基盤の穴部分)に位置決めのために仮止め(軽くはんだ付け)し、もう片方の端子にはんだを乗せたあとで、仮止めの方にもハンダを盛って本止めしておきます。

ピンヘッダは14ピンがつながった状態で売られていたので、2ピンずつカットしておきます。

あとはゲート電流制限抵抗と、プルダウン抵抗を乗せ、半田付けをすればOKです。

※プルダウン抵抗とは、正の電圧(ON)と負の電圧(OFF)でスイッチを行う端子が、
回路のどこにも接続されずにスイッチのON/OFFが区別できないことによる誤作動を防ぐために、
電流をほぼ流さず負の電圧だけをかけて普段はOFFにしておくための抵抗です。



各列、縦に4つまるまる部品が刺さってない部分があります。
ここは、配線ケーブルも半田付けしたあと、一番最後にFETを載せるためのスペースです。

熱に弱いFETは、他の部品を半田付けするときの熱で壊れる可能性があるので、一番最後に実装します

ちなみにダイオードも同じく熱に敏感な半導体ですが、回路上ここにはあまり熱が加わらないのですでに実装しています。
なお、ダイオードは、極性のあるコンデンサの場合には不要になることもありますが、セラミックコンデンサのように極性のないコンデンサを使用するときには、つけといたほうが誤作動が少なくなると思われます。

なお、電源用のシリコン銀コードは、赤を80mmでカットし、片方の端から40mm~35mmまでの皮膜を剥がし、動力取りのために回路に半田付けします。両端はEC3のコネクタに半田付けします。
黒は50mm、40mm、40mmでカットし、50mmはバッテリー側(FETのドレインプレート側)に向けて半田付けし、残りを基盤とヒューズ、ヒューズとEC3コネクタという結線になるように半田付けします。

あとはこの回路のショート防止のために、熱収縮チューブでカバーしておきます。



次に、放熱板兼、骨格用のアルミ平板を切り出します。
長さは45mmで、短辺の一方の端から7mm・左右幅の中央になる位置にねじ止め用スルーホールを開けます。
さらに、皿ネジを差し込んだとき、ねじ頭がアルミ平板とツライチになるように、面取りカッターなどで穴にテーパーをかけます。
また、下手に表面を研磨したりすると、絶縁効果のあるアルマイトがとれてショートの原因になるので、少々傷がついても表面は研磨しません。見た目なんてどうでもいいし。
ただ、放熱板の角は面取りしておかなければ、銃や配線にキズをつける可能性があるので、そこだけはきっちりしておきましょう。


さて、ここまで出来たら後は組み立てです。

大した作業はいらず、FETのスルーホールに放熱板の穴を合わせて、ねじ止めすれば終わりです。








熱収縮チューブでカバーしたヒューズは、基板の上に重ねて折りたたみます。



このとき、ヒューズの線がピンヘッダをの接続位置に干渉しないように、ちゃんと位置取りをしておくことが重要です。

電動ガン側は、あらかじめEC3とメスのジャンパピンコネクタを組み込んでおき、FETユニットのピンヘッダをメカボックスのトリガースイッチから延びる信号線に接続することで使用できます。




接点数が増えるため接触抵抗の面で不利ですが、これで何発もサイクルが落ちることはなく、サイクル低下も微々たるものです。
もっと効率化しようと思えば、ユニットサイズは大きくなりますが、ヒューズを自動車用のサーキットブレーカーに置き換え、直にはんだ付けすれば接触抵抗はすこし低下します。

でもまあ、このFETユニットの目的が大電流からのスイッチ保護なので、効率よりも安全性、あとは個々の部品が壊れた時のメンテナンス性を考えれば、十分に目的は達成できていると思います。

なお、今回作ったFETユニットの仕様は、
寸法 : 15x15x45mm (ケーブル除く)
耐圧・耐電流 : 定格12V-20A
なので、マルイ電動ガンのヒューズボックスに近い寸法と、ゆとりのある電気的仕様になってます。定格値はあえて低めに書いていますが、個々の部品のスペックからすればもっといけるんじゃないかと思います。


私が一番重視しているメンテナンス性ですが、FETユニット自体をモジュール化して複数持ち歩くことで、例えばゲーム中にFETが壊れた場合にすぐに対処できますし、例えばヒューズだけが飛んだのであれば、ツールナイフ1本あれば最外周の被膜をはがして交換も出来ます。



さて、最近は全然学生戦に参加していないので、そろそろ参加してこのFETユニットと、MASADA GBBを実戦でバトルプルーフしてきたいと思います。
個人的な実感として、学生戦ってかなり走り回って撃ちまくるから、大人が多いスマートなゲームより武器への負荷が高い気がしますから、故障させやすいですし。(耐久性テストなので、使って壊すのが最終目標)


関西の大学生のブロガーさん、さそってくださいねー。


  


Posted by ネヴリン  at 20:10Comments(2)Accessory

  FET? - 2012年02月24日

こんばんは。
ネヴリンです。

先ほどまでデスクトップパソコン1台を組み上げ、OSやらソフトやらをインストールしておりました。
MINI-ITXのXeonE3マシンです。OSは窓鯖2008R2です。ドライバが・・・w

それはさておき。

パソコン作ってるそばで、なんとなくFETを作っておりました。
試験回路として用意したIRF1404と、抵抗、ダイオード、コンデンサがブレッドボードに差しっぱで、2週間くらい放置されていたので可哀想だなって思って。

まあ試験回路そしての役割が終わったので組み上げてあげました。これでこいつらもうかばれますね。



このユニットは、空中配線ではなく、ユニバーサル基盤に部品を実装しているのでサイズは大きです。10x50x15mm(配線除く)です。
※基盤:TAKACHI TNF 15-25 (15mmx20mm 1.6t 2.54mmピッチ 1φ)
また、ヒートシンク付きFETを基盤に乗せると足の部分に負荷がかかって折れる可能性があるので、背中に2mm厚のアルミ板を入れています。
なお、このユニットを組み込んだ後でも壊れたり飽きたりしたときに外せるようにコネクタ式にしています。コネクタは先日の記事で書いたEC3コネクタです。

まあなんというか……デカいね。
保護回路なし空中配線だと10分の1のサイズだろうに。
FETがTO-220パッケージじゃなくて、IR社のDirectFETみたいな面実装式ならコンパクトになるんでしょうけどね。ちなみに足がない分部品の許容電流が大きくなります。

一応、旧式のミニ系バッテリーでも使えるように、変換コネクタ作っときました。
今後はうちのすべての電動ガンがEC3に置き換えになる予定です。



そもそも論、FETをデジタル制御(DCモーターを回すためのスイッチであるFETをモータードライバでPWM制御し、ギアの回転位置を電流負荷から検出する機能を統合しちゃう系?いわゆるマイコン制御?)しようと勉強しておりますので、脳内ではアナログ電子制御は終焉を迎えつつあります。
ま、そこに立ちふさがるのは、いつも「プリント基板発注」と「お金」っていう問題なんですけどね。

ではおやすみなさい。
  


Posted by ネヴリン  at 04:04Comments(0)Accessory

  FETスイッチ材料 - 2012年02月10日

皆さんこんにちは。ネヴリンです。

今日スパラジとデジットに買い物に出かけたということで、先ほど書いたスパラジ編の記事の続きを書きます。

あ、先日だれかエラい人が仰ってたような気がしましたが、エアガンはバランスが大切だそうです。
今回はFETについてですが、いいFETを作っても、それに見合うコネクタや配線をしてなかったり、バッテリーの性能や駆動系がショボかったりすると性能は活かしきれません。
ですので、なるべくいっぺんに散財しましょうねww



さて、デジットで買ってきたものです。



FETスイッチ用の抵抗とかコンデンサとかの部品です。
ディスクリート(足がついているタイプ)は実験回路用で、面実装チップ型は本番用です。

実験回路用に
・IRF1404
・小型の1/4W金属皮膜抵抗 100Ω、30kΩ
・アルミ電解コンデンサ 10μF 50V (105℃品)
・一般整流ダイオード 100V1A
・ショットキーバリアダイオード 100V 1A
を用意しました。FETスイッチだと安モンですね。

これは実運用のためではなく、安定運用のためにどんな回路が適切かを調べる目的と、回路をいかに小さくできるかテストする目的で用意しました。これだけでガンジニアさんやキットボーイさんで公開されている保護回路付FETスイッチが作れます。(キットボーイさんの逆起電流吸収のときの電流制限抵抗は省略)

なお、本番では、プリント基板上に、先日あらかじめ入手しておいた「IRLB3034」という高性能FETと、チップ型部品を使って高密度実装し、コンパクト化を図りたいと思います。
その記事はおいおいやっていきます……。


ちなみに保護回路というからには、「何かからFETを保護する機能を持っている」ということになりますが、それはなんでしょうか。
FETスイッチを使ってらっしゃる方は知ってると思いますが、FETは「発熱」に弱いです。この「発熱」を防止してFETを守るのが、コンデンサによる保護回路です。
そもそも発熱がどういう場合に起きるのかというと、FETのゲート-ソース間の電圧(VDS)が下がることで、FETのスイッチON抵抗(RDS)が上昇し、その抵抗によってドレイン-ソース間を流れる電流が熱に変換される場合です。特に、

①通電時に流れる電流が一時的に多くなること(突入電流)によって、回路全体の電圧が下がって、FETのON抵抗が上昇して発熱
②バッテリー残量が少なくなってくると、バッテリー自体の電圧が下がるので、FETのON抵抗が上昇して発熱


の二つの場合に発熱しやすくなるということです。
(連射中もFETの抵抗によって電流が熱に変換されていくので、長時間の連射でも発熱しますが、これはFETに連続で電流をかけるという本来の目的の範囲内なので無視します)


前者に関しては、ガンジニアさんやキットボーイさんで公開されている回路で解消できうる問題ですが、後者はなんともなりません。

そこでだ!
「そもそもゲートにかかる電圧だけ上げてしまえばいいんじゃね!?」と考えた訳ですよ。(ガンジニアのひとが。)
で、その発想によって、ゲート電圧を補助の電源装置で確保して実験を行い、発熱を抑えることができているのですが、これってポータブルに難ありですよね。

ではこれを、ポータブルに出来ないか?
という考えに行きつくわけですが、私なりに考えた結論は「昇圧回路」でした。


(クリックで拡大。記号が新旧ごっちゃなのはご愛嬌です)

2012/09/21追記:
この回路そのままだと発振して使い物にならないかとがわかりました。
平滑化したうえで、MOSFETゲートドライバを追加する必要がありそうです。


なぜ昇圧なのかというと、降圧回路だとゲートにかかる電圧より高い電圧の電源が必要で、リポだと11.1vしか使えなくなることと、熱損失がハンパなくなり、部品が破損する可能性が高まることなどがあげられます。なので、負荷が低く、低電圧バッテリーが使える昇圧回路を選びました。

この回路では、コンデンサに充電される電圧を、DC-DCコンバータで昇圧してしまえば、ゲートにかかる電圧は常に10Vになります。(ダイオードによる電圧低下分も考慮して昇圧しとけば問題ないと思われます。)なので、安定してゲートに電圧が供給でき、発熱度合も低く安定運用ができるはずです。

なお、「ZDIODE」と書かれた部品は「ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)」という部品で、普通のダイオードとは逆の向きに接続して電圧をかけると、特定の電圧以上になるところで通電する機能を持っているので、特定の電圧以上の電圧が取り出したい時に使います。この回路の場合、6.8V以上で通電します。これは7.4vリポの過放電防止対策なので、無視して構いません。(リポの過放電防止といえば、M51957BなどのリセットICで高精度で監視できますが、回路が大きくなるのでやめましたw)

メリットは、①突入電流からの保護と、②バッテリー残量低下による電圧低下を防げることで、バッテリー電圧にかかわらず常に一定の出力を得ることができます。
デメリットは、①回路が巨大化することと、②専用部品が増えるのでコストが増えることです。むしろ、部品をそろえようと思ったら、AWS AirsoftとかのSentry FET MDC-X500とかを買った安くね?ってなりますが……。

まあ、まだこの回路の部品が揃いきってない(コンダクタと2.2μFのチップコンデンサ)ので、制作できないし、不具合てんこ盛りじゃないかと思われます。マネして壊れても責任は取りませんよ





  


Posted by ネヴリン  at 20:39Comments(1)Accessory

  バッテリーコネクタ - 2012年02月10日

みなさんこんにちは。
最近眠りの周期がやってきて爆睡気味のネヴリンです。

今日はちょっとお出かけして、大阪・日本橋にあるスーパーラジコンさんと、デジットさんにいってまいりました。
長くなりそうなのと、見やすさ重視で、スパラジ編とデジット編に分けての載せていきます。



まずはスパラジ編です。



ラジコン用のスモールヨーロピアンコネクタです。
EC3コネクタとも呼ばれています。
オーディオ好きなら、バナナプラグで通じるんじゃないでしょうかね。

これを買ってきた理由は、高い最大許容電流値にあります。
このタイプは、60Aまでの電流を流すことができ、スパークや融解しにくく、接触抵抗も低くなります。

電動ガンに従来から使われてきたミニコネクタは、10Aしか電流が流せない仕様となっています。
それ以上の電流を流していると、コネクタが抵抗として機能し、スパークして焦げたり、発熱して融解したり、最終的に接触抵抗が強くなって、リポ本来の性能が出せないばかりか、バッテリーを痛める可能性があります。

1500mAh・30Cもの放電能力があるリポバッテリーだと、理論上45Aもの大連流が流れることになるので、ミニコネクタだと遅かれ早かれ交換が必要になってきます。


さて、交換するにあたって、気になるのはサイズです。
ACRにリアルサイズハンドガードを載せている場合や、ストックパイプにバッテリーを載せるM4などはスペースがタイトになってます。人によってはコネクタの収納スペースに困っている方もいるんじゃないでしょうか。



全長はミニコネクタ全体の3分の2ほど、幅と厚みに関してはラージコネクタ程度です。
なお、ミニコネクタの"ツメ"がない分、実質的な厚みは減ります。
見た感じは大きいですが、実際にインストールしてみるとそこまで大きくないと思われます。

ただ、今そこそこ流通しはじめてきたミニ2Pタイプコネクタ(ディーンズコネクタ/ミニTコネクタともいう)と比べると、かなりでかいです。



サイズで言うと2倍くらい違います。
ミニ2Pコネクタは30Aまで耐えられるので、バッテリーによってはこっちの方がいいかもしれませんね。

ここまでをまとめると、
-------------------------------------
許容電流
ミニ(10A) < ミニ2P(30A) < EC3(60A)
大きさ
ミニ2P < EC3 ≦ ミニ

-------------------------------------
です。

大きさを取るなら2P、大電流ならEC3ですね。いずれにしてもミニコネクタはメリットがないですw

デジット編はこちらです。

  


Posted by ネヴリン  at 18:15Comments(0)Accessory