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  MASADA ACR 調整03 - 2012年01月21日

みなさん、今頃ですが、明けましておめでとうございます。

さて、月末に近くなってきたのでマジでお金がありません。
ですので今回はなるべくお金がかからないカスタムをしていきます。



何気に持ってる方の多いACRですが、
「ホップがクソ過ぎてションベン玉しか出ねぇよ!」
って方は非常に多いのではないでしょうか。なお、MASADA AKMでも同じ現象は起きます。

いやいや、実はそれ、ACRの最たる特徴である「クイックバレルチェンジシステム」と、それに対応するための独特な構造によって、クッションラバーが適正位置に入っていないだけなんです。

ACRのチャンバーを分解してみると、クッションラバー形状は「8」の字型で、ダイヤルでホップをかける部品に押し込まれています。



これを組みあげた際の構造をイラストにしてみました。持ってる人にしかわからないのでスルーでいいです。



この8の字のクッションラバー(イラスト内赤色部分)が、バレルチェンジの際にインナーバレルのホップラバー(イラスト内水色部分)上部先端に巻き込まれ、ホップの突起を押せる適正位置にこないため、全くホップがかからないという現象が発生します。

今まで、クッションラバー保持部品の上部を切り飛ばしたり、ダイヤルの軸部分にアルミテープなどを貼ってかさ上げしたりと、様々な人が対処策を考えてきたわけですが、クッションラバーが適正位置に来たときにホップの効きをよくすることはできますが、そもそも適正位置にくるような対処策はされていなかったように思えます。

前置きが長くなりましたが、今回はこれを解消したいと思います。
※結論からいうと、根本的な解決ではなく、適正位置に「はまりやすくさせる」カスタムです。


さて、上の図でも示したとおり、この問題は、クッションラバーがバレルの端っこに引っかかるのが原因です。
ということは、この引っ掛かりがなくなるように、部品を削れば良いはずです。
削るべき部品の候補は、
インナーバレル
ホップラバー
になると思われます。

まず、インナーバレルについて。

インナーバレルを削るのは、ホップラバーを内側から押しもどす役割をしているためです。
ここにある程度の余裕があれば、バレルチェンジの際にホップラバーがわずかに潰れ、クッションラバーの逃げスペースができるはずだからです。
しかし、気密の確保という観点から、インナーバレルとホップラバーの間に隙間ができるのはまずいという問題と、もしこの加工をミスったときに修理のための出費でお財布が悲鳴をあげてしまうという問題から、あまりやりたくありません。


次に、ホップラバーについて。

上の図でもわかるように、クッションラバーと直接接触する部品はホップラバーで、ここの接触度合いやクッションラバーへの圧迫が少なくなるように削れば、クッションラバーが適正位置に来やすくなるはずです。
クッションラバーは入手性が良く、また、マルイやシステマなどであれば500円程度で入手できるため、エラーコストが低いというメリットがあります。
今回はこの方法を行いたいと思います。

やり方は至って簡単です。
写真の水色の線から、カッターナイフでホップラバーを斜めに削るだけです。



写真ではシステマ製のホップラバーを使っていますが、基本的にどこのホップラバーでも同じです。
ただ、システマのホップラバーは、マルイ製などと比較して若干厚みがあるので、気持ち一枚薄皮を剥く感じで削りました。

削った後、サンドペーパー等でラバーのバリを取ります。このときバリが多いと、引っ掛かりの原因になります。
そして、これを組み込んだ後、削った部分にたっぷりとシリコンオイルをしみこませ、潤滑性を上げておきます。



以上で、バレルチェンジの際にクッションラバーがはまりやすくする加工は終わりです。
もう一度言いますが、あくまではまりやすくするだけで、確実にはまるわけではありません
また、ホップラバーの突出量が変わるわけではないので、効きがよくなるって訳でもありません。



さて、ここからは小技。
もともとあんまりホップの効きがよくないACRですが、ホップの効きを少しだけ強める方法の紹介です。

この中には、KM企画のTNバレルやPDIのカスタムバレルを使ったことがある方もおられるのではないかと思います。
で、それらのバレルのホップ窓ですが、マズル方向側のホップ窓が面取りしてあります。
これは、ホップラバーが自然な形で降りてくるようにして、安定したホップをかけるという効果が目的です。

ってことで、金やすりでゴリゴリ加工です。



窓にヘンな傷がつかないように気を付けて加工します。
私は手がすべってバレル上部に傷をつけてしまいましたが、窓のとこではないのでOKです。ホップラバーで隠れる部分なので、シリコングリスを塗って傷を埋めれば気密は問題ありません。

なお、今さらですが、サードパーティ(マルイ含む)のホップラバーを使う時、ホップラバーの寸法が若干長いので、3mm程度カットして使用します。
カットしなくても使えるっちゃ使えるんですが、ホップラバーの突起がバレルにかぶって、ホップのかかりが極端に悪くなってしまいます。基本的に付属のホップラバーの寸法を参考に、カットしましょう。

さて、肝心の実射性能ですが、正直わかりませんw
え、だって、正確なグルーピングとか測ってないんですもの。
まあデフォルトの状態では発生していた左右へのスライスが、この小技の適用後に発生しなくなった、という点においては安定したホップがかかっているのだと思います。
ま、もしかしたらプラシーボ効果かもしれないですけどね!

あ、ちなみにホップに関する様々なプチカスタムとかって、プラシーボによる脳内補正が多分にあると思います。私のこのカスタムもその類かもしれないので、自己マンの範囲でがんばってください!

おしまい。









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Posted by ネヴリン  at 02:41 │Comments(2)AEG (Assault rifle)

この記事へのコメント
MASADA ACRのホップ周りカスタムでたどり着きました。はじめまして。
とても参考になる内容でした。
確かにクッションラバーの変形は気にする箇所かもしれませんね。

私の場合、組む順番を変えました。
チャンバー周りをバラす事が前提になってしまいますが、バレルを組んでから写真1枚目のパーツを組むようにしてます。そうすればクッションラバーの変形は起こりません。勿論MASADAのウリであるククイックバレルチェンジ機能を活かすことは出来なくなってしまいますけどね。

是非お試しを。
Posted by スラッパゲ at 2012年09月09日 12:41
スラッパゲ様

情報ありがとうございます。
バレルチェンジせずに同じバレルをつけっぱにするんでしたら、スラッパゲ様の仰る方法は組み付け精度が出るベストな方法だと思います。
その方法であれば、G-HOPやSCP、ナマズなどの部品が有効に使えると思いますので、命中精度やホップ安定が狙えるかもしれません。

残る課題は、①ホップの突出し量が少なく調整もシビアなことと、②バレルチェンジをする場合のホップパーツの形状の問題があります。

①に関しては、チャンバー側のダイアルパーツの形状がマルイ製と大きく違う(マルイ製より太い)ので、加工が必要になると思います。これは後日記事として掲載したいと思います。

②に関しては、今回の記事がその対処法だと考えて頂ければ幸いです。というか、安定ホップは、バレルチェンジ機能とトレードオフな関係にあります。
このバレルチェンジ機能を活かしたままで、SCPやナマズを組み込んだときホップの安定性やパーツの耐久性が損なわれないようなカスタムができればいいなと考えております。

いいアイディアがあれば随時記事にするので、今後とも宜しくお願い致します。
Posted by ネヴリンネヴリン at 2012年09月09日 21:00
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