当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。
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赤色と緑色の文字を意図的に避けて記述しています。読みづらいとは存じますが、どうかご理解ください。
MASADA GBB 作動性向上計画① - 2012年06月19日
みなさんこんにちは。ネヴリンです。
最近、PCで青画面が出まくって私の顔も青くなることが頻発しておりました。
エラーコードを見るとメモリ周りのハードウェアエラーだったので、メモリテストをすると、なんとエラー数2万個!3枚/6GBにわたるメモリが壊れていたようです。
原因はオーバークロック・電圧盛り(1333MHz/1.5V→1604MHz/1.65V)によるものだったため、定格値でOC仕様に対応しているメモリを買ってくることで解決、ついでに交換したメモリのおかげで総容量も24GBになりました。
それはさておき。
今日はMASADA GBBキット組み込み奮闘記であります。
MASADA GBBの致命的な問題点として、とにかくスプリングレートが強すぎることが挙げられます。おそらくWAノーマルに対して150%程度のセッティングっぽいです。
作動に直結するところとしては、ハンマーSPとリコイルSPが特に問題になってきます。
ハンマーSPはWAやGP(120%)、RATech(130%)が手に入るのでいいのですが、
リコイルSPは未だサードパーティからのパーツ発売もないので、自分で作るしかありません。
そこで、今回は私のほうで設計したリコイルSPを紹介したいと思います。
今回、いろんなスプリングを作ったわけですが、今の時点でベストな作動を得ているものは、
線径: 0.9mm
素材: ピアノ線(SWP-A)
平均径: 11.6mm (外径: 12.5mm)
自由長: 235mm
有効巻数: 41 (総巻数: 43)
のものです。
ばね定数はだいたい0.1N/mm程度と弱めで、おおむね純正比67%になります。
これと、ショートストローク用のリコイルバッファを組み合わせて、作動性を向上させます。
MASADA GBBのキットに付属するリコイルSPは、有効巻き数が1巻程度多かったり少なかったりするうえ、そのうえ熱処理も荷重値検査も適当なようで0.15±0.02N/mm程度と結構バラバラだということがわかりました。(もしかしたら素材も適当かもしれません)
加えて、ボルトストロークも実銃寸法に近づけるためにボルトキャッチから2cm程度深く後退するため、サイクルが遅くなるし、ボルトキャッチにかかる負荷も、ガス消費量が増えるという、トイガンにとっては残念な要素が満載です。
公開したスプリングは、「①日本仕様のガス(HFC-134a)を使い、かつ、②ボルトストロークを少し短くした場合に最適なスプリング」ということになります。
もちろん、セッティングによってはこれより強めのスプリングがいい場合も弱いスプリングがいい場合もあるので一概には言えませんが、自分的にスタンダードな仕様だと思っております。
スプリング製造はちゃんとした機械があって、出荷前の製品試験がしてもらえる小ロットOKな国内工場におまかせすれば、1~2週間で納品されます。(うちは工場が近かったので5日で納品されました)
上記仕様程度の設計情報があれば、寸法比較用のサンプルとして手持ちのSPを預けることが不要なところもありますが、サンプルを預ける必要なところも多いので、近所のほうが時間もかからず送り賃も安く上がって便利でしょうね。
WEBで検索すれば安いところや、近いところが見つかると思います。
次に構造について言及します。
今回は、先ほどのリコイルスプリングに加えて、ショートストローク用のリコイルバッファを追加します。
リコイルバッファにもいろいろ構造がありますが、今回は、安上がりで入手性の良い部品を使う、「かさ上げスペーサー方式」を選択します。
WAM4のスピードボルトや、半ダース軍曹様が作っているタイプのものを(正式名称を知らないので)、”後端2重式スプリング”(と私は)呼びます。
このバッファ機構と、”かさ上げスペーサー”方式(私命名)のバッファ機構は、特性が少し違います。
特性的にいえば、バッファ接触時までグラフの傾きが水平に近いものが理想値になります。
なので、後端2重式方式は、傾きが緩やかなので理想値に近く、エネルギー効率が良いと思われます。反面、MASADA GBBの構造上、作るのにコストがかかります。(半ダース軍曹様のブログ参照)
かさ上げスペーサー方式は、その名の通りスプリングのかさ上げがなされるので、もし同じ荷重値のスプリングなら少しテンションアップされてしまい、傾きが少し急になります。そのため、かさ上げ方式でテンションを調整するのなら、後端2重方式の後退時テンションくらいに合わせて、弱いスプリングを組み込む必要があります。なお、この方式であれば、1000円くらいでバッファが作れて経済的です。
公開したリコイルSPが若干弱めなのは、かさ上げ方式をとることが理由です。
なお、半ダース軍曹様が一部のスプリング購入者様に送付したエーテル系ウレタンバッファもこの方式になるため互換性があります。
上のバッファのイメージ図では、かさ上げスペーサー自体は圧縮されないラバーパイプのようなものをイメージしていますが、私のスペーサーは、この部品をスプリングで置き換えます。
これは、リコイルSPの特性の傾きを少しでも後端2重方式に近づける目的に加え、リコイルSPガイドエンドにかかる負荷を少しでも軽減して破損リスクを低下させることも目的としております。
さて、能書きはこれくらいにして、実際の作業に移ります。
用意するものは、
① リコイルSP (調整済みのもの)
② ワッシャ: M10規格、外径20mm以下 (私はスプリングワッシャを平らにして使っています)
③ バッファスプリング: 自由長18~20mm/収縮量5~10mm程度 (例:線径1.8mm/外径15mm/自由長19mm)
④ ラバースペーサー: 内径10mm ※オプション。水道用の平パッキンとかでOK
です。
②~④がリコイルバッファの部品です。これらはホームセンターや通販などで購入できます。
まず、MASADA GBBキット付属のリコイルSPガイドのシャフト後端にあるピンをは抜くとリコイルSPガイドエンド部分が外れます。
※分解したらわかると思うんですが、ピン自体がかなりゆるゆるで、ガイドエンドとシャフトはめあい径もあっていないのでぐらぐらします。強度が必要な部分なので、ステンレステープなどで補強したほうがいいようです。
その状態で、ボルト側に向かって、
リコイルスプリング
ワッシャ
バッファスプリング
ワッシャ
ラバースペーサー
の順に組み込みます。
あとはガイドエンドとピンをはめ込むと完成です。
ボルトはバッファスプリングの前のワッシャに当たり、バッファスプリングが圧縮あされてバッファの機能を発揮します。
ワッシャがなければ、ボルトを受け止めることができないばかりか、リコイルSPとバッファスプリングがかみ合ってしまって破損につながりますので、ここには必ずワッシャ入れてください。
バッファスプリングは、リコイルSPの90mmたわみ荷重値(1.5~2.2kgf)より強ければいいんですが…計算が面倒なので、太くて硬ければいいです。上の準備リストに参考品を示しているので、それくらいのスペックのものを用意してください。
また、リコイルSPの組み込み長がおおむね、ショートストロークに必要な量を稼げればいいです。ただし、ワッシャの厚みも考慮しておく必要があります。
以上の事から、線径1.4~1.8mm、自由長が20mm前後になるスプリングがベストでしょう。
後ろのワッシャは、スプリングの座巻が研磨されてなければ、ガイドエンドに張り付けてあるラバーを削り落としてしまうことになりますので、耐久性向上のために入れております。
ラバースペーサーは、後退量不足のときに調整のために使いますので、必ず組み込まなければならないというわけではありません。
あとはボルトにガイドを差し込み、本体に組み込むと完成です。
もともと弱めのスプリングなので、幅広いシーズンでの利用ができます。
また、MASADA GBBキット付属の、ガスコントロールシステムのない負圧バルブでもかなり動くようになりますが、RA=TECHのNPASバルブを組み込むと作動性がさらに劇的に向上します。
弾ポロもなく安定しており、さらに広いシーズンに対応できます。
連射速度は温度によりますが、当方環境では13~15発/秒で安定運用できています。
初速も、MASADA GBB付属の柔らかめのチャンバーを用いた時、クーラーの効いた室内で85mps程度出ておりました。それゆえ、屋外では90mps以上出ると思っても差し支えないでしょう。
これくらいのスペックならば、野戦でも十分使えるアイテムだと思います。
最近はRA-Techのローディングチップが金属製のプラスチックノズルがヤフオクで安く売られているので買ってみるといいかもしれません。
あと、AABB製は安い(25ドル前後)けど地味に使えます。
5KU製のNPASノズルは激安(15ドル前後)ですが、プラスチックの形成がクソすぎて作動不良・ガス漏れを起こしまくるし、ほかのノズルと微妙に寸法が違うので使わないほうが無難です。
また、NPASのような負圧式だと、発射のためのガス量を制限してもバレルが長ければそこそこ初速が稼げる(85mps程度)し、弾ポロもないので超オススメです。
ちなみに、MASADA GBBのインナーバレル長は、363mmで、WAブルズアイと同じ形状のホップ窓をしています。RA-TECHなんかが、ステンレス製のタイトバレルを出しているっぽいですね。
ま、こんな感じで組み込みレポートをしてみたわけですが、ご質問があれば遠慮なくコメントください。
最近、PCで青画面が出まくって私の顔も青くなることが頻発しておりました。
エラーコードを見るとメモリ周りのハードウェアエラーだったので、メモリテストをすると、なんとエラー数2万個!3枚/6GBにわたるメモリが壊れていたようです。
原因はオーバークロック・電圧盛り(1333MHz/1.5V→1604MHz/1.65V)によるものだったため、定格値でOC仕様に対応しているメモリを買ってくることで解決、ついでに交換したメモリのおかげで総容量も24GBになりました。
それはさておき。
今日はMASADA GBBキット組み込み奮闘記であります。
MASADA GBBの致命的な問題点として、とにかくスプリングレートが強すぎることが挙げられます。おそらくWAノーマルに対して150%程度のセッティングっぽいです。
作動に直結するところとしては、ハンマーSPとリコイルSPが特に問題になってきます。
ハンマーSPはWAやGP(120%)、RATech(130%)が手に入るのでいいのですが、
リコイルSPは未だサードパーティからのパーツ発売もないので、自分で作るしかありません。
そこで、今回は私のほうで設計したリコイルSPを紹介したいと思います。
今回、いろんなスプリングを作ったわけですが、今の時点でベストな作動を得ているものは、
線径: 0.9mm
素材: ピアノ線(SWP-A)
平均径: 11.6mm (外径: 12.5mm)
自由長: 235mm
有効巻数: 41 (総巻数: 43)
のものです。
ばね定数はだいたい0.1N/mm程度と弱めで、おおむね純正比67%になります。
これと、ショートストローク用のリコイルバッファを組み合わせて、作動性を向上させます。
* * *
MASADA GBBのキットに付属するリコイルSPは、有効巻き数が1巻程度多かったり少なかったりするうえ、そのうえ熱処理も荷重値検査も適当なようで0.15±0.02N/mm程度と結構バラバラだということがわかりました。(もしかしたら素材も適当かもしれません)
加えて、ボルトストロークも実銃寸法に近づけるためにボルトキャッチから2cm程度深く後退するため、サイクルが遅くなるし、ボルトキャッチにかかる負荷も、ガス消費量が増えるという、トイガンにとっては残念な要素が満載です。
公開したスプリングは、「①日本仕様のガス(HFC-134a)を使い、かつ、②ボルトストロークを少し短くした場合に最適なスプリング」ということになります。
もちろん、セッティングによってはこれより強めのスプリングがいい場合も弱いスプリングがいい場合もあるので一概には言えませんが、自分的にスタンダードな仕様だと思っております。
スプリング製造はちゃんとした機械があって、出荷前の製品試験がしてもらえる小ロットOKな国内工場におまかせすれば、1~2週間で納品されます。(うちは工場が近かったので5日で納品されました)
上記仕様程度の設計情報があれば、寸法比較用のサンプルとして手持ちのSPを預けることが不要なところもありますが、サンプルを預ける必要なところも多いので、近所のほうが時間もかからず送り賃も安く上がって便利でしょうね。
WEBで検索すれば安いところや、近いところが見つかると思います。
* * *
次に構造について言及します。
今回は、先ほどのリコイルスプリングに加えて、ショートストローク用のリコイルバッファを追加します。
リコイルバッファにもいろいろ構造がありますが、今回は、安上がりで入手性の良い部品を使う、「かさ上げスペーサー方式」を選択します。
WAM4のスピードボルトや、半ダース軍曹様が作っているタイプのものを(正式名称を知らないので)、”後端2重式スプリング”(と私は)呼びます。
このバッファ機構と、”かさ上げスペーサー”方式(私命名)のバッファ機構は、特性が少し違います。
特性的にいえば、バッファ接触時までグラフの傾きが水平に近いものが理想値になります。
なので、後端2重式方式は、傾きが緩やかなので理想値に近く、エネルギー効率が良いと思われます。反面、MASADA GBBの構造上、作るのにコストがかかります。(半ダース軍曹様のブログ参照)
かさ上げスペーサー方式は、その名の通りスプリングのかさ上げがなされるので、もし同じ荷重値のスプリングなら少しテンションアップされてしまい、傾きが少し急になります。そのため、かさ上げ方式でテンションを調整するのなら、後端2重方式の後退時テンションくらいに合わせて、弱いスプリングを組み込む必要があります。なお、この方式であれば、1000円くらいでバッファが作れて経済的です。
公開したリコイルSPが若干弱めなのは、かさ上げ方式をとることが理由です。
なお、半ダース軍曹様が一部のスプリング購入者様に送付したエーテル系ウレタンバッファもこの方式になるため互換性があります。
上のバッファのイメージ図では、かさ上げスペーサー自体は圧縮されないラバーパイプのようなものをイメージしていますが、私のスペーサーは、この部品をスプリングで置き換えます。
これは、リコイルSPの特性の傾きを少しでも後端2重方式に近づける目的に加え、リコイルSPガイドエンドにかかる負荷を少しでも軽減して破損リスクを低下させることも目的としております。
* * *
さて、能書きはこれくらいにして、実際の作業に移ります。
用意するものは、
① リコイルSP (調整済みのもの)
② ワッシャ: M10規格、外径20mm以下 (私はスプリングワッシャを平らにして使っています)
③ バッファスプリング: 自由長18~20mm/収縮量5~10mm程度 (例:線径1.8mm/外径15mm/自由長19mm)
④ ラバースペーサー: 内径10mm ※オプション。水道用の平パッキンとかでOK
です。
②~④がリコイルバッファの部品です。これらはホームセンターや通販などで購入できます。
まず、MASADA GBBキット付属のリコイルSPガイドのシャフト後端にあるピンをは抜くとリコイルSPガイドエンド部分が外れます。
※分解したらわかると思うんですが、ピン自体がかなりゆるゆるで、ガイドエンドとシャフトはめあい径もあっていないのでぐらぐらします。強度が必要な部分なので、ステンレステープなどで補強したほうがいいようです。
その状態で、ボルト側に向かって、
リコイルスプリング
ワッシャ
バッファスプリング
ワッシャ
ラバースペーサー
の順に組み込みます。
あとはガイドエンドとピンをはめ込むと完成です。
ボルトはバッファスプリングの前のワッシャに当たり、バッファスプリングが圧縮あされてバッファの機能を発揮します。
ワッシャがなければ、ボルトを受け止めることができないばかりか、リコイルSPとバッファスプリングがかみ合ってしまって破損につながりますので、ここには必ずワッシャ入れてください。
バッファスプリングは、リコイルSPの90mmたわみ荷重値(1.5~2.2kgf)より強ければいいんですが…計算が面倒なので、太くて硬ければいいです。上の準備リストに参考品を示しているので、それくらいのスペックのものを用意してください。
また、リコイルSPの組み込み長がおおむね、ショートストロークに必要な量を稼げればいいです。ただし、ワッシャの厚みも考慮しておく必要があります。
以上の事から、線径1.4~1.8mm、自由長が20mm前後になるスプリングがベストでしょう。
後ろのワッシャは、スプリングの座巻が研磨されてなければ、ガイドエンドに張り付けてあるラバーを削り落としてしまうことになりますので、耐久性向上のために入れております。
ラバースペーサーは、後退量不足のときに調整のために使いますので、必ず組み込まなければならないというわけではありません。
あとはボルトにガイドを差し込み、本体に組み込むと完成です。
もともと弱めのスプリングなので、幅広いシーズンでの利用ができます。
また、MASADA GBBキット付属の、ガスコントロールシステムのない負圧バルブでもかなり動くようになりますが、RA=TECHのNPASバルブを組み込むと作動性がさらに劇的に向上します。
弾ポロもなく安定しており、さらに広いシーズンに対応できます。
連射速度は温度によりますが、当方環境では13~15発/秒で安定運用できています。
初速も、MASADA GBB付属の柔らかめのチャンバーを用いた時、クーラーの効いた室内で85mps程度出ておりました。それゆえ、屋外では90mps以上出ると思っても差し支えないでしょう。
これくらいのスペックならば、野戦でも十分使えるアイテムだと思います。
* * *
最近はRA-Techのローディングチップが金属製のプラスチックノズルがヤフオクで安く売られているので買ってみるといいかもしれません。
あと、AABB製は安い(25ドル前後)けど地味に使えます。
5KU製のNPASノズルは激安(15ドル前後)ですが、プラスチックの形成がクソすぎて作動不良・ガス漏れを起こしまくるし、ほかのノズルと微妙に寸法が違うので使わないほうが無難です。
また、NPASのような負圧式だと、発射のためのガス量を制限してもバレルが長ければそこそこ初速が稼げる(85mps程度)し、弾ポロもないので超オススメです。
ちなみに、MASADA GBBのインナーバレル長は、363mmで、WAブルズアイと同じ形状のホップ窓をしています。RA-TECHなんかが、ステンレス製のタイトバレルを出しているっぽいですね。
ま、こんな感じで組み込みレポートをしてみたわけですが、ご質問があれば遠慮なくコメントください。
PTS純正 MASADA GBB?
MASADA GBB インプレ その2
MASADA GBB インプレ その1
BetaProject PMAG アウトレット
PTS MASADA ACR GBB
ACRトリガー
MASADA GBB インプレ その2
MASADA GBB インプレ その1
BetaProject PMAG アウトレット
PTS MASADA ACR GBB
ACRトリガー
どうもこんにちわ。
「動いてくれればいいなぁ」というつもりでこの二つを買ったのですが、この記事を見て安心しました(笑)。
後は私の調整の腕ですね...
ブルズアイバレルですが、Beta ACR GBBのバレルを移植しても問題ない、ということでしょうか?
買ったブルズアイ純正がCQB-R用の10.5inバレルで、14.5inのアウターに組み込むのは気が引けるのです。
WAブルズアイですが、私が意図していたのは「『WAブルズアイ』販売パッケージ一式」という意味で、チャンバーからバレルまですべてまるまるとっかえるという意味です。言葉足らずで混乱させてすみません。
(今回は誤解を避けるために、チャンバー等を含まない、パーツ単体という意味のバレルを『"バレル"』と表記させて頂きます。)
ただ、部品寸法的には、MASADA GBBキットの"バレル"を付けることはできます。が、注意していただくことがあります。
MASADA GBBキット付属の"バレル"は、WAノーマルに搭載されている、ホップ窓の広いタイプの"バレル"です。(中華製カスタム"バレル"はすべてこの形状)
それに対しWAブルズアイの"バレル"は、ホップ窓が小さい新型です。
ブルズアイのような新型は、ホップラバー内のホップスピンをかける突起の直前までバレルの金属があるため、気密性向上や変形誤差軽減につながり、初速とホップのかかり具合が安定するように改良されてていると思われます。
(外部サイトになりますが、こんな感じです。http://sabage.exblog.jp/9377720/)
余談ですが、MASADA GBB付属のチャンバーは、WAブルズアイのチャンバーとほぼ同形状・同構造です。(ホップアームのスプリングのテンションや、チャンバーを固定するOリングが付いているなどの差はありますが、ホップの掛け方は同じです)
また、MASADA GBB付属"バレル"の長さは363mmです。
詳しい解説助かります!
いやぁ、Beta ACRのインナーバレル(以降"バレル")にもこのタイプが組んであるんだと勘違いしていました。
そうであるならば、新型のバレルで14.5inに対応できる長さのバレルを買った方がいいですかねー。
なんというか、言葉足らずで申し訳ありません...
連投申し訳ないです。
つまりは、"WAブルズアイバレル"という商品名全体の一つのユニットとしては、Beta ACRに組まれているユニットも構造はほぼ同じと考えていいわけですね。
ならばならば、それに上記のバレルを組めば、「ぼくのかんがえたさいきょうのぶるずあいばれる」が出来上がということ!
お金がかかりますのぅ...
おっしゃるとおり、新型ホップ窓の363cmインナーバレルが手に入ればベストな結果が得られると思います。
ただ、ブログでは何度も書いていますが、βプロジェクト製は製品誤差がハンパなくヒドいので、たとえ構造が一緒でもヘンな落とし穴があるかもしれません。要注意です!
集団性重視でホップ調整の手間をいとわないというのであれば、マルイ電動バレルが使えるPrimeチャンバー(同等品の5KU製チャンバー)も視野に入れてみたらいいんじゃないですかね。
(※インナーバレル、チャンバーパッキン抜きで20ドル前後です)