当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。
読者様へ情報提供を行うため、私が経験したことや設計した成果物は
可能な限りオープンソース、コピーレフトで公開いたします。積極的にご活用ください。
また、本ブログは色覚に制限がある読者様のために、
赤色と緑色の文字を意図的に避けて記述しています。読みづらいとは存じますが、どうかご理解ください。
SR-16E3 VIS-1 - 2012年07月18日
こんばんは。
いつまでたってもブログの記事を小分けにできないネヴリンです。
だから長ぇんだよな。
それはいいとして。
今回のお題は「SR-16E3 VIS-1」です。
VFCのSR-15コンバットマスターに、DYTACのVIS-1を乗っけてみたらカッコよかたって話なの。それだけだ!
脳内で過去の産物となったはずのM4が、復活を遂げてしまいました!
M4を旧式というにはいくつか理由があるんですが、エアソフトに限っていえば、「首周りが折れちゃう」「左手にスイッチした時に辛すぎる」という、ゲームユースでは不利な点が多かったからです。
VLTORのVIS-1が首回りを強化し、ナイツのSR-16フレームが操作系をアンビ化してくれました。
これによりもはや過去の産物たる要件を満たさなくなったこいつは、「なんか普通に使えそうなタイムプルーフされた銃」って位置づけになりました。
実銃ファンからすれば邪道な組み合わせだとは思いますが、私的にはアリです。ほら、プリンにしょうゆかけたらウニみたいになったよ!って感じ。
あ、私は食べませんけどね。
フレームですが、操作系がすべてアンビです。マグキャッチ、ボルトリリース、セレクターは元機種がVFCのレジェンドシリーズなのでライブで作動します。
チャーハンは完全なアンビとまではいきませんが、M4系なので左手でもコッキングできます。AEGではホップ調節にしか使わないのでいいですけどね。
ハイダーはナイツのインコネル、バレルは12インチのセミコンパクトサイズです。
VFC純正を流用しているだけって話なんですが、着せ替えをしなくてもなかなかタクティコーなシルエットに仕上がっているので、このままで十分です。
アイアンサイトはA.R.M.S.#71ポリマーサイトのレプリカです。こいつなかなか使い勝手がいい上にかなりリアルなので愛用してます。
この銃で最大の苦労点は、VFCロアに、G&P用のDYTACアッパーを載せたことです。
寸法が全く違い、ポビットピンが刺さらない、アッパー後端の「ミミ」がロアにかみ合わないなど、問題がてんこ盛りでした。
とはいえ、FIRSTでセールしてて、新品が2万で買えました。(市場価格は3.5万)
あやうく安物買いの銭失いになるところでしたが、こんなじゃじゃ馬のVLTORのVISだって、カワイイもんはカワイイので、活かしてあげるしかありません。
VFCロアのボルトストップ機能のあるポートカバーを使うためにアッパー内部を削ります。
見えないところなので仕上げは適当です。
また、フォアードアシストノブがあるカートディフェクターブロックが歪んで付いておりました。
ポートカバーの軸と干渉していたようなので、リューターで削ります。こちらも見えない部分なので仕上げは適当です。
「ミミ」の長さが足りないので延長する必要があります。
幸いなことに、メカボのスプリング部分の円筒状の出っ張りと、フレームに0.5mm程度引っかかっていたので、補強は最小限で済みました。
補強は、アッパーの耳部分に穴をあけ、強度の高い金属棒で金属突起を作り、突起をロアにひっかけます。
まずは下穴をあけます。
ロアを削って凹凸でかみ合わせるので、下穴をあける位置は、ロアの金属部分と半分干渉する程度、つまり、ミミから半分はみでる程度です。
強度の高い棒、つまり焼き入れスチールなどを、加工素材コーナーで真面目に探すと200円くらいするので、同じく焼き入れ加工がしてある2.0mmの六角レンチを使います。これなら1本50円もしないので経済的です。
このレンチを適当な長さにカットします。焼き入れ済みなのでヤスリでしか切れません。
カットしたレンチにエポキシ接着剤をつけ、先ほどあけた穴に打ち込みます。
ロアの干渉部分を削ってやって、金属突起とかみ合うようにします。
また、多少不恰好になりますが、金属用パテをで用いて空いたスキマを埋めます。
金属突起の固定の意味合いもあるので、突起周りは特に念入りに成形します。
そしてそのままだとパテと金属の境目が見えてしまうので、今回は、パテと金属部分の上に瞬間接着剤を厚塗りし、サンドペーパーで表面を馴らして平らにしました。
塗装は、キャロムのブラックスチールで下塗りをし、その上からインディのブラックパーカーを薄く塗りました。
このフレームの修正作業には1週間くらい費やしています。
実は前側のポビットピンの軸もずれていたし、アウターバレルを挿入するときにだいぶ干渉していたのでかなり削り込んでいます。
写真は取っておりませんが地味に大規模な加工をしてたりします。
ストック、グリップは、紆余曲折あって最終的にマグプルPTS製MOEグリップと、同社UBRストックになりました。
グリップ内にSBDを入れるスペースが必要なことからMOEとかMAIDを選択することにしておりました。PTSにしたのは、以前使っていたレプリカの品質に不満が多かったことと、PTS純正でも価格的に安かったことから、結局PTS製の新型MOEグリップを選びました。(結局後述のトリガースイッチが入手できたのでSBDは入れません)
今回買ったPTSの新型萌えグリなんですが、メカボやモーターとの個体差のせいか、そのままグリップ底蓋を占めると回転に変な負荷がかかっていました。モーター位置調整用のスクリューを緩めても治らないことから、0.5mmのワッシャを2枚ずつ、合計1mmになるように挟み込んで位置を修正しました。
また、バッテリー搭載箇所をストックに限定した設計にしていたんですが、VFC SR-15に付属していたクレーンストックは頬付のときにしっくりきていなかったことから、幅が薄いタイプのストックに交換を考えておりました。ただ、ブッシュマスターやマグプルCRTのようなストックだと、バッテリー搭載に制限がかかることや、構造上前後方向へぐらつきが排除できないことから、マグプルUBRに白羽の矢が立ちました。かといってレプリカだと固定方法の違いでバッテリーが入れにくくなるので、かなり高額にはなりますが、PTSのUBRストックを選びました。
バッテリーはMASADAと共通の7.4Vリポバッテリーを使います。
バッテリーコネクタは、外形寸法や耐電流値を考慮してEC3コネクタを使用します。
PTS製はストックパイプ後端のフタがネジ式になっています。
UBRストックは、「REMOVE」ボタンを押しながらストックを伸ばすとツールレスで分解できるので、バッテリーアクセスが非常に容易です。
さて、お次は内部です。
今回使用するAWS Airsoft製 『Raptor FET V2HC-X130』が、この銃の最大のミソです。
英語圏ではユーザーが多いみたいですが、日本ではほとんど使用者を見かけません。
しかも今はメーカー生産も止まっているようなのでデッドストック状態です。
本体、専用カットオフレバースプリング、説明書。付属品はこれだけです。
メカボ内部のトリガースイッチと本製品を置き換えるだけなので、メカボ外部にユニットがはみ出ません。
こいつの特徴は、多彩な設定が詳細に行えるということです。
これは説明書の抜粋ですが、なんと392通りもの設定が可能です。
特に気に入ったのが「プリコック」という機能で、メカボへの負荷は増えるものの、トリガーレスポンスがハンパなく向上しますので、タクトレ・セミ多様派には嬉しい仕様です。
また、極力バッテリーやメカボに負担をかけないように、PWM制御やアクティブブレーキをしない設定もできます。
この製品、組み込みの際にセミでもフルでも常にカットオフレバーが作動するようにセレクタープレートを加工することになりますが、カットオフレバーとしての機能ではなく、ギアの回転位置や回転時間の検知用のスイッチとして作動するようになります。
そのため、「RoFコントロール」の項目の「Adaptive RoF ○/sec」で連射速度が固定されるんですが、一回転目だけは回転時間計測に使われるのでギアの回転速度が早い場合があります。
※ニッカド/ニッスイ/リフェ/リマ等のバッテリーを使う際は、バッテリー監視(Li-Poly Monitoring)をOFFにします。
※RoFとは、レート・オブ・ファイアの略で連射速度です。
※Adaptive RoFの場合、設定は同じままでバッテリー電圧を変更しても、連射速度は変化しません。
※PWM RoFの場合、設定は同じままでバッテリー電圧を変更すると、連射速度は変化します。
※「no interrupt」表記のあるバーストは、バースト中にトリガーを引き直しても、その入力は無視されます。(バースト終了後再び入力を受け付けます。)
何も表記のない場合は、ギア回転に応じて適宜入力を受け付けます。
※アクティブブレーキを用いた場合、モーターのコミュが痛みやすくなります。また、また、この機能を使用したままSBDを導入すると、ブレーキが正常に作動しなくなります。
各種スイッチはこのような配置になってます。
今回買った製品ですが、リア配線のものが在庫切れで入手できなかったので、フロント配線です。
これを私の銃で使用するために配線をリアに引き直します。
ま、もともと使われている線が18ゲージのビニールコード(要するに安物)なので、潤工社の『ジュンフロン AF04B110』に張り替えです。
完全に純正のトリガースイッチを置き換えることになるので、メカボ内はシンプルにまとまります。
システマPTWやASCUのようなタクトスイッチではないのでクリック感はありません。
ラプターFETの組み込みはこのくらいで終わりです。
今回はVFC純正のギアを使います。
VFC純正ギアって、ちゃっかり16:1くらいのハイスピードギアが入っているのでいいんですが、大概ギア鳴りが大きいです。
ベベルのバリ取りと、自動シム機能をキャンセルし、きっちりシム調整を行います。
自動シムは、スプリングのテンションでシム機能を補うものなので、ばねのよじれや引っ掛かりがギア鳴りの原因になります。
そのため真鍮パイプからスペーサーを削り出して、ギアにはめ込みます。
真鍮パイプを接着材をつけてギアにはめ込み固定します。
なお、VFC純正のプラのタペットディレイヤーは変形しやすいので、DYTAC製の金属製に変更します。
DYTAC製の金属製ディレイヤーは、形状的にはBigOut製に近いですが、3個入りで400円以下です。
写真には写っていませんが、タペットプレートをシステマVer2用、ピストンをアーミーフォース全金属歯にしておきました。これで少しは耐久性上がるかな。
また、VFCは逆回転防止ラッチの軸が短いので、余っていたディープファイアのチタンコートものを付けました。
また、海外製品ですので初期状態ではデチューンがされています。
日本向けかつロットが新しいものはスプリングが専用品に変更されている場合が多いようですが、ロットが古いか、日本以外のデチューン必須国に輸出するモデルは、タペットプレート前に詰め物をして、ノズルのエア漏れでデチューンする方式になっています。
この銃は後者のようで、メカボ前方からねじを入れることで詰め物効果を出していました。
これは命中率低下の大きな要因になるので、除去します。
命中率のカスタムで言えば、バレルの小加工です。以前ACRのバレルに施した加工と同じものです。
バレルの窓をKMやPDIのように斜めに削ることで、ホップパッキンの不要な張力を逃がし、ホップのかかりを安定させます。
経験上ですが、これにより左右へ弾が散るのを極力防ぐことができるような気がします。
これ、ネットをウロウロしていると私よりも前に既に何人かの方はこの加工に行きついておりました。どうやら私がオリジナルという訳ではないので、この場を借りて紹介させて頂きたいと思います。
ホップパッキンは、PDIのV型ホップパッキンを使用します。三点保持になるのでホップのかかりが安定すると信じていますw
ノズルは残念ながら手持ちがないのでそのままですが、そのうち作ります。(え
あ、いや、ノズル穴を偏芯して、中央より下からエアを吹き付けるようにすると、シェリフのLRBみたいなパッシブホップがかかるんじゃないかと思うんですが。
チャンバーはVFC標準のポリカチャンバーを使います。透明なのでセッティングが楽です。
精度がなかなかよいので、ぶっちゃけ国内メーカーのチャンバーに換える必要がないんじゃないかと思います。
内部のカスタムは以上です。
後は組み上げて完成です。
あ、やべ……、スイッチ壊してもた!!!!
横着してセレクターの面取り忘れたのが悪かったのか……?
(VFCは専用の金属セレクターなので、推奨されているプラのセレクターと微妙に互換性がないんです。)
とりあえずデジキーでこれ買ってきます……。
いつまでたってもブログの記事を小分けにできないネヴリンです。
だから長ぇんだよな。
それはいいとして。
今回のお題は「SR-16E3 VIS-1」です。
VFCのSR-15コンバットマスターに、DYTACのVIS-1を乗っけてみたらカッコよかたって話なの。それだけだ!
脳内で過去の産物となったはずのM4が、復活を遂げてしまいました!
M4を旧式というにはいくつか理由があるんですが、エアソフトに限っていえば、「首周りが折れちゃう」「左手にスイッチした時に辛すぎる」という、ゲームユースでは不利な点が多かったからです。
VLTORのVIS-1が首回りを強化し、ナイツのSR-16フレームが操作系をアンビ化してくれました。
これによりもはや過去の産物たる要件を満たさなくなったこいつは、「なんか普通に使えそうなタイムプルーフされた銃」って位置づけになりました。
実銃ファンからすれば邪道な組み合わせだとは思いますが、私的にはアリです。ほら、プリンにしょうゆかけたらウニみたいになったよ!って感じ。
あ、私は食べませんけどね。
フレームですが、操作系がすべてアンビです。マグキャッチ、ボルトリリース、セレクターは元機種がVFCのレジェンドシリーズなのでライブで作動します。
チャーハンは完全なアンビとまではいきませんが、M4系なので左手でもコッキングできます。AEGではホップ調節にしか使わないのでいいですけどね。
ハイダーはナイツのインコネル、バレルは12インチのセミコンパクトサイズです。
VFC純正を流用しているだけって話なんですが、着せ替えをしなくてもなかなかタクティコーなシルエットに仕上がっているので、このままで十分です。
アイアンサイトはA.R.M.S.#71ポリマーサイトのレプリカです。こいつなかなか使い勝手がいい上にかなりリアルなので愛用してます。
この銃で最大の苦労点は、VFCロアに、G&P用のDYTACアッパーを載せたことです。
寸法が全く違い、ポビットピンが刺さらない、アッパー後端の「ミミ」がロアにかみ合わないなど、問題がてんこ盛りでした。
とはいえ、FIRSTでセールしてて、新品が2万で買えました。(市場価格は3.5万)
あやうく安物買いの銭失いになるところでしたが、こんなじゃじゃ馬のVLTORのVISだって、カワイイもんはカワイイので、活かしてあげるしかありません。
VFCロアのボルトストップ機能のあるポートカバーを使うためにアッパー内部を削ります。
見えないところなので仕上げは適当です。
また、フォアードアシストノブがあるカートディフェクターブロックが歪んで付いておりました。
ポートカバーの軸と干渉していたようなので、リューターで削ります。こちらも見えない部分なので仕上げは適当です。
「ミミ」の長さが足りないので延長する必要があります。
幸いなことに、メカボのスプリング部分の円筒状の出っ張りと、フレームに0.5mm程度引っかかっていたので、補強は最小限で済みました。
補強は、アッパーの耳部分に穴をあけ、強度の高い金属棒で金属突起を作り、突起をロアにひっかけます。
まずは下穴をあけます。
ロアを削って凹凸でかみ合わせるので、下穴をあける位置は、ロアの金属部分と半分干渉する程度、つまり、ミミから半分はみでる程度です。
強度の高い棒、つまり焼き入れスチールなどを、加工素材コーナーで真面目に探すと200円くらいするので、同じく焼き入れ加工がしてある2.0mmの六角レンチを使います。これなら1本50円もしないので経済的です。
このレンチを適当な長さにカットします。焼き入れ済みなのでヤスリでしか切れません。
カットしたレンチにエポキシ接着剤をつけ、先ほどあけた穴に打ち込みます。
ロアの干渉部分を削ってやって、金属突起とかみ合うようにします。
また、多少不恰好になりますが、金属用パテをで用いて空いたスキマを埋めます。
金属突起の固定の意味合いもあるので、突起周りは特に念入りに成形します。
そしてそのままだとパテと金属の境目が見えてしまうので、今回は、パテと金属部分の上に瞬間接着剤を厚塗りし、サンドペーパーで表面を馴らして平らにしました。
塗装は、キャロムのブラックスチールで下塗りをし、その上からインディのブラックパーカーを薄く塗りました。
このフレームの修正作業には1週間くらい費やしています。
実は前側のポビットピンの軸もずれていたし、アウターバレルを挿入するときにだいぶ干渉していたのでかなり削り込んでいます。
写真は取っておりませんが地味に大規模な加工をしてたりします。
ストック、グリップは、紆余曲折あって最終的にマグプルPTS製MOEグリップと、同社UBRストックになりました。
グリップ内にSBDを入れるスペースが必要なことからMOEとかMAIDを選択することにしておりました。PTSにしたのは、以前使っていたレプリカの品質に不満が多かったことと、PTS純正でも価格的に安かったことから、結局PTS製の新型MOEグリップを選びました。(結局後述のトリガースイッチが入手できたのでSBDは入れません)
今回買ったPTSの新型萌えグリなんですが、メカボやモーターとの個体差のせいか、そのままグリップ底蓋を占めると回転に変な負荷がかかっていました。モーター位置調整用のスクリューを緩めても治らないことから、0.5mmのワッシャを2枚ずつ、合計1mmになるように挟み込んで位置を修正しました。
また、バッテリー搭載箇所をストックに限定した設計にしていたんですが、VFC SR-15に付属していたクレーンストックは頬付のときにしっくりきていなかったことから、幅が薄いタイプのストックに交換を考えておりました。ただ、ブッシュマスターやマグプルCRTのようなストックだと、バッテリー搭載に制限がかかることや、構造上前後方向へぐらつきが排除できないことから、マグプルUBRに白羽の矢が立ちました。かといってレプリカだと固定方法の違いでバッテリーが入れにくくなるので、かなり高額にはなりますが、PTSのUBRストックを選びました。
バッテリーはMASADAと共通の7.4Vリポバッテリーを使います。
バッテリーコネクタは、外形寸法や耐電流値を考慮してEC3コネクタを使用します。
PTS製はストックパイプ後端のフタがネジ式になっています。
UBRストックは、「REMOVE」ボタンを押しながらストックを伸ばすとツールレスで分解できるので、バッテリーアクセスが非常に容易です。
さて、お次は内部です。
今回使用するAWS Airsoft製 『Raptor FET V2HC-X130』が、この銃の最大のミソです。
海外のレビュー(英語)↓
英語圏ではユーザーが多いみたいですが、日本ではほとんど使用者を見かけません。
しかも今はメーカー生産も止まっているようなのでデッドストック状態です。
本体、専用カットオフレバースプリング、説明書。付属品はこれだけです。
メカボ内部のトリガースイッチと本製品を置き換えるだけなので、メカボ外部にユニットがはみ出ません。
こいつの特徴は、多彩な設定が詳細に行えるということです。
これは説明書の抜粋ですが、なんと392通りもの設定が可能です。
特に気に入ったのが「プリコック」という機能で、メカボへの負荷は増えるものの、トリガーレスポンスがハンパなく向上しますので、タクトレ・セミ多様派には嬉しい仕様です。
また、極力バッテリーやメカボに負担をかけないように、PWM制御やアクティブブレーキをしない設定もできます。
この製品、組み込みの際にセミでもフルでも常にカットオフレバーが作動するようにセレクタープレートを加工することになりますが、カットオフレバーとしての機能ではなく、ギアの回転位置や回転時間の検知用のスイッチとして作動するようになります。
そのため、「RoFコントロール」の項目の「Adaptive RoF ○/sec」で連射速度が固定されるんですが、一回転目だけは回転時間計測に使われるのでギアの回転速度が早い場合があります。
※ニッカド/ニッスイ/リフェ/リマ等のバッテリーを使う際は、バッテリー監視(Li-Poly Monitoring)をOFFにします。
※RoFとは、レート・オブ・ファイアの略で連射速度です。
※Adaptive RoFの場合、設定は同じままでバッテリー電圧を変更しても、連射速度は変化しません。
※PWM RoFの場合、設定は同じままでバッテリー電圧を変更すると、連射速度は変化します。
※「no interrupt」表記のあるバーストは、バースト中にトリガーを引き直しても、その入力は無視されます。(バースト終了後再び入力を受け付けます。)
何も表記のない場合は、ギア回転に応じて適宜入力を受け付けます。
※アクティブブレーキを用いた場合、モーターのコミュが痛みやすくなります。また、また、この機能を使用したままSBDを導入すると、ブレーキが正常に作動しなくなります。
各種スイッチはこのような配置になってます。
今回買った製品ですが、リア配線のものが在庫切れで入手できなかったので、フロント配線です。
これを私の銃で使用するために配線をリアに引き直します。
ま、もともと使われている線が18ゲージのビニールコード(要するに安物)なので、潤工社の『ジュンフロン AF04B110』に張り替えです。
完全に純正のトリガースイッチを置き換えることになるので、メカボ内はシンプルにまとまります。
システマPTWやASCUのようなタクトスイッチではないのでクリック感はありません。
ラプターFETの組み込みはこのくらいで終わりです。
今回はVFC純正のギアを使います。
VFC純正ギアって、ちゃっかり16:1くらいのハイスピードギアが入っているのでいいんですが、大概ギア鳴りが大きいです。
ベベルのバリ取りと、自動シム機能をキャンセルし、きっちりシム調整を行います。
自動シムは、スプリングのテンションでシム機能を補うものなので、ばねのよじれや引っ掛かりがギア鳴りの原因になります。
そのため真鍮パイプからスペーサーを削り出して、ギアにはめ込みます。
真鍮パイプを接着材をつけてギアにはめ込み固定します。
なお、VFC純正のプラのタペットディレイヤーは変形しやすいので、DYTAC製の金属製に変更します。
DYTAC製の金属製ディレイヤーは、形状的にはBigOut製に近いですが、3個入りで400円以下です。
写真には写っていませんが、タペットプレートをシステマVer2用、ピストンをアーミーフォース全金属歯にしておきました。これで少しは耐久性上がるかな。
また、VFCは逆回転防止ラッチの軸が短いので、余っていたディープファイアのチタンコートものを付けました。
また、海外製品ですので初期状態ではデチューンがされています。
日本向けかつロットが新しいものはスプリングが専用品に変更されている場合が多いようですが、ロットが古いか、日本以外のデチューン必須国に輸出するモデルは、タペットプレート前に詰め物をして、ノズルのエア漏れでデチューンする方式になっています。
この銃は後者のようで、メカボ前方からねじを入れることで詰め物効果を出していました。
これは命中率低下の大きな要因になるので、除去します。
命中率のカスタムで言えば、バレルの小加工です。以前ACRのバレルに施した加工と同じものです。
バレルの窓をKMやPDIのように斜めに削ることで、ホップパッキンの不要な張力を逃がし、ホップのかかりを安定させます。
経験上ですが、これにより左右へ弾が散るのを極力防ぐことができるような気がします。
これ、ネットをウロウロしていると私よりも前に既に何人かの方はこの加工に行きついておりました。どうやら私がオリジナルという訳ではないので、この場を借りて紹介させて頂きたいと思います。
ホップパッキンは、PDIのV型ホップパッキンを使用します。三点保持になるのでホップのかかりが安定すると信じていますw
ノズルは残念ながら手持ちがないのでそのままですが、そのうち作ります。(え
あ、いや、ノズル穴を偏芯して、中央より下からエアを吹き付けるようにすると、シェリフのLRBみたいなパッシブホップがかかるんじゃないかと思うんですが。
チャンバーはVFC標準のポリカチャンバーを使います。透明なのでセッティングが楽です。
精度がなかなかよいので、ぶっちゃけ国内メーカーのチャンバーに換える必要がないんじゃないかと思います。
内部のカスタムは以上です。
後は組み上げて完成です。
あ、やべ……、スイッチ壊してもた!!!!
横着してセレクターの面取り忘れたのが悪かったのか……?
(VFCは専用の金属セレクターなので、推奨されているプラのセレクターと微妙に互換性がないんです。)
とりあえずデジキーでこれ買ってきます……。
BOMBERのVIS1とIRONのPOFにPTSUBRを組もうと思ってます。やっぱりアンビのロアーとレイル一体型レシーバーは最高にかっこいいです。
うおお、オシャレーなチョイスですね!GBBだとロアに構造的な縛りが少ないから、ドレスアップの幅は広くて羨ましいです。
私もクールでイケメンなM4にはアンビロアとレイル一体アッパーはマストアイテムだと思います!
あとはさり気なくBAD-ASSとか(あえての)BattleComp、本物ですがParabellum ArmamentのADOアンビチャーハンみたいな小物を奢ってあげると完璧だと思いますよ。
何と言っても加工、加工、加工に継ぐ加工!!!111111
これぞ俺の銃って感じで羨ましい限りです
フィールドに持ってくる時はお触りさせろ下さいお願いします!
ちなみにM870ツインバレル散弾計画がスタート致しました。
言われずとも明日の夜戦に持ってきますよ。
セミの検知スイッチ壊れちゃったのでセミは撃てませんけどね!
散弾計画の完成楽しみにしてますねーw
いつも記事読ませていただいています。
が、難しい部分はさっぱり分かりません(汗)
それにしても「分解衝動」ってタイトル素敵ですね。
記事ですが、可能な限りわかりやすく書こうとは思っておりますが、書きたいことがたくさんあって、つい冗長になってしまってます;;
もう少し簡潔に書けるようにように頑張っていきますね。
タイトル、褒めて頂いて凄くれしいです。
これ、嫁が私にぴったりな言葉を見つけてくれたんですよ。
カスタム好きのくせによく壊すので言い得て妙ですが、私も気に入ってますw