当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。
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S.L.A.S.H.システム商品化 - 2014年09月22日
みなさんこんにちは。ネヴリンです。
今日は、
PTS MASADA ACR用KEYMODハンドガードである
S.L.A.S.H. (スラッシュ:Super Lightweight And Slim Handguard)
SLASHは、2013年10月に基礎概念を公開した、ネヴリンオリジナルデザインのMASADA用ハンドガードです。
装着状態のサンプルがコレ。
(今回はiPadのカメラなので画質が荒いです。ごめんね。)
さてさて、発表当時は「アイデアはあっても資金力が無いため実現出来ない」アクセサリでしたが、
この度、国内大手エアソフトパーツメーカーであるライラクス様のご協力により、
このアイデアを実現できることになりました。
ということで、本日、ライラクス本社(東大阪)に行って商品について簡単な打ち合わせをしてきました。
現段階では商品化確定ではないので、断定的表現は差し控えさせていただきますが、
それでも十中八九程度の高確率で商品化されるそうです。
なお、発売時期は未定ですが、設計完了済みなのでリリースもかなり早く行えるとのことです。
そこで今回は、ステマもかねてキーフィーチャーをご紹介いたします。
(1)KEYMOD規格正式準拠のハンドガード
(2)軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)
(3)かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応
(4)PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可
(5)バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能
以上数点が、本案の特徴であります。
(1)「KEYMOD規格正式準拠のハンドガード」について。
この案は、VLTORとNOVESKEの共同開発したオープンソースのレール規格、
「KEYMOD」システムに完全対応しています。
主要なエアソフト向けハンドガードと異なり、実銃用レールが装着可能です。
エアソフト用の「ただの穴」と違って、KEYMODスロットの正式規格は加工コストが上がりますが、
正式規格準拠だけは妥協できない旨の意思をライラクス様に伝えてあるので、
よっぽどコストオーバーしない限りは実現されるでしょう。
なお、スロット数は側面が10個、それ以外は9個です。
SLASH 10.0の「10.0」は対応バレルの最低長を表します。つまり切り詰めたバレルもおkということですね。
(2)「軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)」について。
本案は、PTSのリアルサイズハンドガードより細く、良好なグリッピングを提供するデザインです。
ハンドガードの板厚も近年の流行に合わせて極限まで薄くし軽量化も実現しています。
指が短い私にとっては細いハンドガードは握りやすいので助かりますし、
近年はM4でもURX4然りNSR然り細いのが流行ってるので一応トレンドを押さえたデザインです(笑)
また、滑り止めを兼ねた水平スリットが入っており、同時にスリット裏が補強リブ構造にもなっているのでたわみに強いですよ。
(3)「かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応」について。
PTSの純正ポリマーハンドガードはハンドガードをピン1本で留めているのと、樹脂特有のたわみがあるため、
たとえば精度の要求されるレーザーのような装備や、バイポッドのような強い負荷がかかるアクセサリとは相性がよくありませんでした。
かといって、レールハンドガードやMSKハンドガード流用では太く重いためユーザビリティが下がってしまいます。
そこで、「精度が必要なときには固定サポートネジを使用し、
脱着性が重視される環境ではピン1本で脱着することを選べる」ようにしました。
(4)「PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可」について。
本案は、PTSのサイズをベースに作ったハンドガードであります。
上のサンプル写真で示しているように、当然PTS MASADAにはポン付です。
WE MSKは持ってませんが、MASADAとMSKの違いはフレーム前方のハンドガード位置固定スリットのサイズのみだと聞き及んでいるので、
ハンドガードの突起を加工すればMSKでも使用可能なはずです。
(5)「バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能」について。
利用可能なバッテリーは、基本的にセパレートorヌンチャク型です。
ネヴリンはET1のレッドラインセパレート(7.4V 1400mAh)
を推奨バッテリーに指定させていただきます。
このほかにも、類似の形状をしたバッテリーであれば使用可能です。
また、PTSリアルサイズハンドガード同様、
バレルのクランクレバーを外せば非セパレートのバッテリー
(おおむね15mm厚程度まで)が装着可能です。
写真ではFETがクランクレバーの部分にありますけど、通常のMASADAは配線のみなので
スペース上3セルリポ等にも対応することを補足しておきます。
最後に、繰り返しますが、近いうちにSLASHは商品化されるハズです。
ただ、PTSのMASADA ACRは現在生産停止中なので、
対象個体数的にSLASHも数量限定生産になることがほぼ確実です。
また、加工以外でコストを抑えるために、
店頭販売は行わずWEB販売のみとなる可能性もあります。
価格についても未定で、
中華に対抗すべく希望価格帯を1~1.5万と指定しましたが、
この価格帯でショーバイをするのは無理でしょうから
1.5~2万円程度と見ておいた方がいいかもしれません。
こればかりはライラクス様任せになりますので、連絡待ちです。
それでもACRスキーの皆様は入手手段とお金に糸目をつけない変態紳士諸兄(笑)だと存じておりますので、ご興味がおありでしたらぜひともお試しくださいませ。
今日は、
PTS MASADA ACR用KEYMODハンドガードである
S.L.A.S.H. (スラッシュ:Super Lightweight And Slim Handguard)
の 商 品 化 情 報 です。
SLASHは、2013年10月に基礎概念を公開した、ネヴリンオリジナルデザインのMASADA用ハンドガードです。
装着状態のサンプルがコレ。
(今回はiPadのカメラなので画質が荒いです。ごめんね。)
さてさて、発表当時は「アイデアはあっても資金力が無いため実現出来ない」アクセサリでしたが、
この度、国内大手エアソフトパーツメーカーであるライラクス様のご協力により、
このアイデアを実現できることになりました。
ということで、本日、ライラクス本社(東大阪)に行って商品について簡単な打ち合わせをしてきました。
現段階では商品化確定ではないので、断定的表現は差し控えさせていただきますが、
それでも十中八九程度の高確率で商品化されるそうです。
なお、発売時期は未定ですが、設計完了済みなのでリリースもかなり早く行えるとのことです。
そこで今回は、ステマもかねてキーフィーチャーをご紹介いたします。
(1)KEYMOD規格正式準拠のハンドガード
(2)軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)
(3)かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応
(4)PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可
(5)バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能
以上数点が、本案の特徴であります。
(1)「KEYMOD規格正式準拠のハンドガード」について。
この案は、VLTORとNOVESKEの共同開発したオープンソースのレール規格、
「KEYMOD」システムに完全対応しています。
主要なエアソフト向けハンドガードと異なり、実銃用レールが装着可能です。
エアソフト用の「ただの穴」と違って、KEYMODスロットの正式規格は加工コストが上がりますが、
正式規格準拠だけは妥協できない旨の意思をライラクス様に伝えてあるので、
よっぽどコストオーバーしない限りは実現されるでしょう。
なお、スロット数は側面が10個、それ以外は9個です。
SLASH 10.0の「10.0」は対応バレルの最低長を表します。つまり切り詰めたバレルもおkということですね。
(2)「軽量薄型デザイン(約170g、厚み43mm)」について。
本案は、PTSのリアルサイズハンドガードより細く、良好なグリッピングを提供するデザインです。
ハンドガードの板厚も近年の流行に合わせて極限まで薄くし軽量化も実現しています。
指が短い私にとっては細いハンドガードは握りやすいので助かりますし、
近年はM4でもURX4然りNSR然り細いのが流行ってるので一応トレンドを押さえたデザインです(笑)
また、滑り止めを兼ねた水平スリットが入っており、同時にスリット裏が補強リブ構造にもなっているのでたわみに強いですよ。
(3)「かんたん脱着にもガチガチ固定にも対応」について。
PTSの純正ポリマーハンドガードはハンドガードをピン1本で留めているのと、樹脂特有のたわみがあるため、
たとえば精度の要求されるレーザーのような装備や、バイポッドのような強い負荷がかかるアクセサリとは相性がよくありませんでした。
かといって、レールハンドガードやMSKハンドガード流用では太く重いためユーザビリティが下がってしまいます。
そこで、「精度が必要なときには固定サポートネジを使用し、
脱着性が重視される環境ではピン1本で脱着することを選べる」ようにしました。
(4)「PTSはポン付対応、WE MSKは多分小加工で装着可」について。
本案は、PTSのサイズをベースに作ったハンドガードであります。
上のサンプル写真で示しているように、当然PTS MASADAにはポン付です。
WE MSKは持ってませんが、MASADAとMSKの違いはフレーム前方のハンドガード位置固定スリットのサイズのみだと聞き及んでいるので、
ハンドガードの突起を加工すればMSKでも使用可能なはずです。
(5)「バッテリーはセパレートLipoやヌンチャクNiHMが利用可能」について。
利用可能なバッテリーは、基本的にセパレートorヌンチャク型です。
ネヴリンはET1のレッドラインセパレート(7.4V 1400mAh)
を推奨バッテリーに指定させていただきます。
このほかにも、類似の形状をしたバッテリーであれば使用可能です。
また、PTSリアルサイズハンドガード同様、
バレルのクランクレバーを外せば非セパレートのバッテリー
(おおむね15mm厚程度まで)が装着可能です。
写真ではFETがクランクレバーの部分にありますけど、通常のMASADAは配線のみなので
スペース上3セルリポ等にも対応することを補足しておきます。
最後に、繰り返しますが、近いうちにSLASHは商品化されるハズです。
ただ、PTSのMASADA ACRは現在生産停止中なので、
対象個体数的にSLASHも数量限定生産になることがほぼ確実です。
また、加工以外でコストを抑えるために、
店頭販売は行わずWEB販売のみとなる可能性もあります。
価格についても未定で、
中華に対抗すべく希望価格帯を1~1.5万と指定しましたが、
この価格帯でショーバイをするのは無理でしょうから
1.5~2万円程度と見ておいた方がいいかもしれません。
こればかりはライラクス様任せになりますので、連絡待ちです。
それでもACRスキーの皆様は入手手段とお金に糸目をつけない変態紳士諸兄(笑)だと存じておりますので、ご興味がおありでしたらぜひともお試しくださいませ。
==== 追記 ====
ネヴリンは常にビンボー人です。器用貧乏です。
このSLASHについて、
現在意匠権取得適格等の知的財産権はネヴリンに帰属していますが、
要請があればライラクスさんに丸投げする所存であります。
そして、ステマをしておきながら、私には収益等の利益は発生しないシステムなので、安心して(?)ACRをイケメンモダンライフルにカスタムしてみてください。
と言ってもACR持ってない私は誰得な商品だけどw
でも個人の案がショップに反映されて商品になるってのは羨ましい限りです
是非実現して欲しいですね('A`)ゝ
ご無沙汰してます!
これ、いいですね!さすが、ネヴリンさん!!
久しぶりに欲しい物っす。
サイトチェックしなくちゃ~。
今回の企画がもっと採用されればいいのに
本当は米国市場、Bushmaster ACRもターゲットに入れてたんですが、情報収集するうちにエアソフト限定になってしまいまして……。
まあでも、ACRはもとよりSCARやXCR、ARX160のように、実銃用含めてそもそもアクセサリがほとんどない銃は、ユーザー主導で開発していくしかないですよー。
あ、2枚目の写真に載ってるT-1用マウント(VORTEX SPARC互換)は完全実銃対応設計で作ってあるので、北米向けに低価格で出したいですね。
私が自分用に作ったものではありますが、それがいろんな人から欲しいって言ってもらえるのはすごく嬉しいことですね。
製造はライラクスさんなので値段は結構高めに設定されるでしょうけど、国産だそうなので品質には期待してくださいね。
アイデアグランプリが締め切られたらリリースが正式に告知されるはずので、ライラクスさんのブログも要チェックです。
同感です。他のメーカーもユーザーからの提案を聞き入れる機会を設けてくれれば、もっといろんな商品が出てくるでしょうね。
ただ、今回の私のアイデアは相当具体的で実現可能性の高い状態まで持って行ったものだったのでメーカー採用がサクッと進みましたが、昨年のアイデアグランプリを見る限り、具体性のない単なる要望止まりのものが多くて、設計はメーカーに丸投げなものしかありませんでした。
別に私のようにCADデータや試作まで終了させろとは言いませんが、メーカーの負担を軽減出来るように具体的なデザイン案や形状図を示すと言った「ユーザーの歩み寄り」も必要なのだと思います。
もっとも、そこまで具体的だと知的財産権はどうするかとか、対価はどうするかといった法的処理の問題もあり一概に論じることは出来ませんが、ライラクスさんと私の例を参考に、追従するメーカーやユーザーの登場を期待したいですね。