当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。

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Posted by ミリタリーブログ  at 

  PTS MASADA ACR 用 SLASHシステム - 2013年10月04日

こんにちは。ネヴリンです。


今日はさくっと何かの妄想をぶちまけておきます。














お金がなく製造もできないにもかかわらず、こんなのばっかり設計しててすみません。

A6063押し出しでT5処理とかするうえ、5軸マシニングが必要となりそうなヤバいブツなので、文系学生の私にに作れるシロモノではありません。

海の向こう側で、PTS用じゃなくブッシュマスター用として現実に存在したら、まあ一定数は売れるんでしょうけどね。


いつものネタとして勘弁してくださいねー。  


Posted by ネヴリン  at 11:35Comments(6)Accessory

  最近流行のFCU - 2013年07月24日

おはようございます。ネヴリンです。


最近更新が滞っていることに気づきました。およそ半年ぶりの投稿です。

半年間何もしていなかったのかというとそんなことはなくていろいろやってたんですが、記事にできるほどのネタがなくて。。。


今回も果たして投稿していいレベルの記事なのか迷う程度のクソい記事です。
妄想回だと割り切ってください。




今回は、最近アツい!といわれている
ファイアコントロールユニットです。

巷で流行ってると聞いたので便乗しに来ました。

FCUは安いものでも約10,000円、高いものだと17,800円とかします。

高すぎますねー。
ぼくみたいなビンボーな子はしゃっきんしないと買えません。

ということで、作ります。
題して「原価2000円でドロップインFCUをなんとかする企画(笑)」です。

企画倒れにならなければいいのですが。



作るのはコチラ。オタメシでVer2用。


※イメージ図です。実際はマイコンとの接続ピンや機能は異なります。



手抜き超シンプルですw

電子制御ユニットで最小限必要な機能だけ抽出し、
あったらうれしいな!程度の機能は無情にも切り捨てます。
当然ですよね。








世の中のエアガンユーザーのほとんどは、

リポ使ってもスイッチが焼けず、リポの過放電が防止できればそれでいい

っていう人が多いんじゃないでしょうかね。
それでないとFET自作とか流行しないですもんね。




廉価版FCUでは、とにかく安さを優先します。
回路図見るとわかりますが、ブレーキとかないですからね。いらねぇよな。
バッテリー?そんなもん7.4vリポと11.1vリポとニッスイが使えたら上等です。
(実はプリコックとかサイクル制御とかやろうと思えばできるけど、やらないからね)

そうはいっても一応安全性には配慮して270A対応のFETを使うし、モーターにつけるSBDだって基盤の上に乗せておく。
リポの電圧チェックは発射1回毎にチェック(Extreme-Fire方式)するし、
FET暴走(主にゲート破壊)を防ぐために安モンだけどFETゲートドライバを使う。
基盤的には電源系と制御系は十分遠くに離して配置にする。
ユーザーが設定するのは、リポを使うかそうじゃないかだけ。

この程度のスペックがあれば十分ですね。





せっかくなのでマメ知識を。

「FETの故障ってどんなのがある?」

FETの故障モードには、大別して
1. 温度(ASO)破壊
2. 負荷短絡破壊
3. ダイオード破壊
4. アバランシェ破壊
5. ゲート破壊
6. 静電気(ESD)破壊
があるようです。

詳しい説明は長くなるので、見たい人だけ下のボタンをクリックしてください。




1. はゲートに低い電圧をかけたり連続での使用により発熱し、FETが故障します。
このときの症状は、各電極間オープン、または各電極間ショートです。
多くの場合、FETのプラスチック部分が焦げるようです。
なお、オープンの場合は線がつながっていないので比較的安全ですが、ショートの場合は電流が流れっぱなしになるので危険です。

2.はFET以外にバッテリーの電流の抵抗になるものがなく、過電流が流れてしまうことにより発生する故障です。
モーターがロックした状態でFETに電流を流したり、配線にキズが入ったりしてなることが多いようです。
この時の症状は、各電極間オープンになり、FET素子にひびや焦げつき、または素子の破裂があるようです。

3.はFETに内蔵されている寄生ダイオードが故障します。
電動ガンでは滅多に起きません。ほぼ無視できます。
この時の症状は、ドレイン・ソース間ショートです。
(ダイオードがショートするため、FET素子が故障していなくても電流が流れます)

4.はFETのドレイン・ソース間耐圧を超えた電圧をかけることによって素子が故障します。
電動ガンではモーターの逆起電力対策が不十分だったりモーターロック後の高電圧で起きます。
電動ガンのFET故障の二大原因のうちの1つです。フライホイール(還流)ダイオードを使いましょう。
このときの症状は、ドレイン・ソース間ショートです。目に見える異常は滅多になく判断が付きにくいようです。

5.はゲート耐圧を超えた電圧がかかることによりゲートが焼けつき、常にスイッチが入った状態になる故障です。
逆起電力対策が不十分だったり高電圧バッテリー(5セルリポなど)を使ったりすることによって起きます。
少し前に流行った「突入電流対策用コンデンサ」が一種の昇圧回路的に働き、最悪電源電圧の2倍の電圧がゲートにかかることによっても発生する場合もあるようです。(20130805追記:ブートストラップを昇圧回路に修正しました)
電動ガンのFET故障の二大原因のうちの1つです。
このときの症状は、ゲート・ソース間ショート、ドレイン・ソース間ショートです。目に見える異常は滅多になく判断が付きにくいようです。

6.は静電気による瞬間的な大電圧(大体1000V程度)が4のアバランシェ破壊や5のゲート破壊を引き起こすことによる故障です。
厳密には4や5に含まれるので、そちらを参照してください。
組み立てる前の状態だと静電気以外のエネルギーがないので割と安全ですが、バッテリーがつながれている状態で静電気が流れたりするとゲートくらいなら一瞬でやられます。もっとも、最近のFETだとアバランシェエネルギー(データシート中のEAS値)が比較的高く、その枠内なら耐えられるので案外大丈夫だったりしますが、それでも静電気量は変化しやすいので注意が必要です。
冬場はBDUとヒートテックの組み合わせが鬼門だったりすることもあります。


マメ知識、おわり!










……あ、ちなみに今まで書いたことは余力中の余力でやっていることであり、メインはこっちです。

1. MASADA ACR用チャンバー改良中 (MACS計画)
2. MASADA ACR用電子制御システム製作中 (METS計画)
3. MASADA ACR用Keymodハンドガード製作中 (SLASH計画)


もっとも、これらは完成までにちょっと時間がかかりそうなので写真チョイ見せで報告会。
平たく言うと、
1は以前書いたMASADAのチャンバー再設計の記事に関するもの、
2はMASADAを完全電子制御化し、さらに1のチャンバーと連動したりBluetoothを使って携帯で操作したりするようにする変なもの、
3はMASADAのぶっとくてぐらつくハンドガードをがっちり固定化してkeymodによっていろいろ遊べるようにするためのものです。

フィールドテストをクリア余裕の命中精度驚異の540A対応このマイコンは・・・設計中












  


Posted by ネヴリン  at 05:51Comments(8)Parts

  ARES MSR338 スチールセットピン - 2013年01月27日

みなんさんこんばんは。ネヴリンです。
**Hello everyone, this is Nevlin. Please look this if you want to read English version.**


本日は折れやすいと騒がれているARES MSRのセットピンについての記事です。



例にもれず、私のMSRのセットピンも折れてしまいました。
問題のセットピンですが、従来品は鋳造亜鉛でできており、負荷に耐え切れず折れてしまいます
私は1回のサバゲ+α程度(おそらく300発程度)しか撃っていなかったので驚きです。



そこで、ARES Airsoft(香港)に部品の取り寄せができないかと相談を持ちかけたところ、初期不良として対応するので、破損状況等を教えてくださいとの返答を頂きました。
写真等も含め部品の詳しい破損状況お伝えし、
MSRのセットピンは強度不足なのでスチール等の高強度素材をお使いになった方がよいのではないでしょうか
と提案したところ、“開発製造部にお伝えしておきます”と言われました。


そして後日、ネットでなにやら「ARESがMSRのスチールセットピンを作っているらしい」との情報をキャッチし、ARES様に問い合わせたところ
あなたのご指摘を受けてただいまスチール製のパーツを生産しています。ご提案のお礼に、ビックリさせようと思ってサンプルを先日既に発送させて頂きました!
とご返事を受けました。
ARES様、神対応ありがとうございます!ほんとグッジョブです。


さて、そんなやり取りの後届いたスチールセットピンがこちらになります。



同封されたメッセージシートには、以下のように書かれておりました。


ネヴリン様

 

弊社MS338についての貴重なご意見ありがとうございます。

 

この度UB-195(※セットピン)の強化部品を開発いたしました。

新しく開発した強化部品はスチールでできており、亜鉛でできたものより耐久性があります。無償サンプルをご提供いたしますので、ご試用ください。

このパーツを使ってみたご意見ご感想等をお待ちしております。

 

あらためまして、ネヴリン様のご関心とご助力に感謝いたします。

 

ARES




スチールと言っても鋳造スチールですが、亜鉛に比べれば当然圧倒的に強度は高いです。
疑うまでもないですが、ウチのKUMA太郎マグネットがぴったしくっついてくれます。




スチール版のセットピンをご提供いただく前に送って頂いた亜鉛のセットピンとの比較です。右がスチール製、左が亜鉛製です。
亜鉛製は塗装がされていますが、スチール製はパーカライジング仕上げです。
純正品だけあって寸法は全く同じで、当然無加工で装着できます。素材変更だけです。





気になる耐久性ですが、このブログを書いた時点で約900~1000発くらい撃ちましたが、現時点ではビクともしてません。
(今日届いたばかりなので、たくさんは撃ててないです。)
むしろ3時間くらいやり続けたので私の手の方が痛いです。そして昼間からガチャガチャやってたので嫁に怒られて私の心も痛いです。
近いうちにFIRSTのブッシュマスターか学連ゲームに参加するので、実用テストはそこで実施してみようと思います。








-- English Version : -- )

Hi, thank you read this article!

Today I write the article about the SET-PIN for ARES MSR (MS338).

Recently, SET-PIN (UB-195) of my msr is broken. I only used one war game and sometimes fire.
(I think I only fire about 300 rounds).
The existing set-pin is made of Zinc, cannot tolerate heavy spring load. Consequently, the set-pin well bloke down.

I contacted for ARES customer service about it can you make me order the part, got reply that "you let us know more in details for the situation of your parts" from ARES. So I mentiond about detail of my part with some photos. In addition to I suggested "I think it is in short of strength and endurance. set-pin is need to constructed in steel or equally strength material." ARES responded "I have passed the email to our Production and Design Department, and will keep your suggestion for future development."

some days later, I catched the information that ARES appear to be make steel part for msr now, doing contacted for ARES, ARES said "We developed the steel upgrade parts for the model. The new developed steel part is already on the way to you, we have just sent it out to you"
To thank for ARES's excellent service!


And I received the part today. This is it.



This part made of cast steel, more durable than zinc cast however.
Not mentioning it is can be stick a magnet.




This photo is comparison. left to right, zinc version and steel version.
*the zinc version, this is spear part, was provided from ARES before arrived steel version.
The steel version is Parkerized, but zinc version is painted.
Needless to say, both parts are same size and new version is can attach the gun without fitting.




It is a concern that durability, but I already shot about 1000 rounds till I write this blog today, the part have not problem. And I will trial continuously.



  


Posted by ネヴリン  at 20:07Comments(6)Spring Gun

  PTS純正 MASADA GBB? - 2013年01月13日

こんにちは。ネヴリンです。
**Hello everyone, I'm Nevlin. Please look this if you want to read English version.**



本日はPTSマグプルが、今後リリースを予定している、
KWAのガスブロエンジン「NS2システム」を搭載した、PTS謹製MASADA ACR GBBです。




今回は、ベータプロジェクト製コンバージョンのように電動ガンを利用するものではなく、最初からGBB専用機として設計されたMASADAとなります。
製造元は最近有力株のKWAで、KRISSベクターなどの高性能最新銃を精力的にリリースしている会社です。
なお、ライセンス形態は、KWAが製造しPTSがライセンス管理を行うという形になるとのことです。(PTSコメントより)

KWAのNS2システムといえば、KSCのシステム7(長物はシステム7two)と同じ構造をした高効率な負圧ガスブローバックエンジンで、燃費や初速、リコイルのバランスが非常に優れています。
またNS2によるマガジンが少々冷えても撃ち切れる軽快な動きに加え、新型二点保持ホップによる高い命中精度を有するため実用としても十分通用するものになるだろうし、GBBならではの実銃の設計に忠実でリアルな内部機構を持ち得ることが想像に難く無いと思います。
もちろん、MASADAですので使うマガジンはM4用となるのですが、KWA/KSCから「きっちり動くPMAG」がリリースされており、これが標準マガジンになるのではないかと思われます。

中身がKWA製ということでKSCさんからの発売が期待されるかもしれませんが、PTSがライセンス管理をする以上、アクセスオーバーシーズ扱いになることも考えられますので、今後の動きに注目したいですね。
なお、値段は公表されていませんが、今までのKSCのガスブロ長物が5万円代後半ということを考えるとその付近の価格、KWAからリリースされるものの値段でいえば450ドル程度になるのではないかと予想されます。


最後に、写真を使わせていただくにあたり、PTS様より直々に「英語訳も載せてー!」と言われたので、以下は英語バージョンです。
内容は同一のものとなります。




-- English Version : -- )

Hi, thank you read this article!

Today, I introduce the new " PTS MASADA GBB " Airsoft Rifle, PTS planned for release.
This is builded in KWA "NS2" GBB system.




The new PTS MASADA GBB is genuine licenced by PTS Magpul.
IS NOT Beta Project MASADA GBB Conversion kit. This airsoft is designed for only GBB natively by KWA Airsoft, isn't use PTS MASADA AEG and conversion kit.
The gun is under the control licenced by PTS, and manufactured by KWA.

As you know, The "NS2" system is very efficient and brisk, same as the mechanism of KSC Japan ”System 7” (in that case "System 7 Two") GBB. And that system makes we feel excited that realistic recoil shock and construction. The system provide you very good operation under the low temperature environment and high accuracy by new hopup system.
In addition, KWA already launched P-MAG GBB magazine for M4 model. this magazine have high reliability than other GBB P-MAG (G&P or Beta Project). I think the new MASADA GBB will be attach the KWA P-MAG.

We need to focus on the future this gun and PTS products.


**Thank you PTS for accept my offer.



  


Posted by ネヴリン  at 12:17Comments(10)GBB (Assault Rifle)

  MASADAホップチャンバー Rev2 - 2013年01月09日

こんにちは。ネヴリンです。

前回、PTS MASADAのチャンバーを設計し直しちゃう企画を出しましたが、その続編です。

前回のコメントで、根無草様からアドバイスというか提案を頂きましたので、そのコメントを反映してチャンバーに改良を加えることとします。


まず、チャンバーベースですが、小修正が加わって「Rev2」になりました。
青棒で指しているところが主な修正点です。





上のチャンバーベースに、根無し草様から頂いた提案を(ちょっと違うかもしれないけど)反映しました。
シーソーを使わず、ダイアルで直接アジャストブロックを動かします
アジャストブロックには突起がついていて、レールとかみ合って上下(垂直)にのみに動きます。





ほんで、やっぱりクッションラバーを保持する部品「クッションホールドチップ」は交換したりカスタム出来るほうがいいなと思って別部品にしようと考えています。
イラストでは寸法をテキトーに書いているので強度がないように見えるかもしれませんが、CADのデータに起こす時は修正します。
もちろん、製作するクッションホールドチップは純正クッション用とマルイクッション用の2種類です。


あと、言及するとすれば、Rev1の部品もそのままつけられるということです。
Rev1の構造の概念はRev2とは異なるので、両方のものを試作してみようと思います。




最後に、低価格でCNCマシンニング加工をしてくれる業者さん大募集です。


  


Posted by ネヴリン  at 23:06Comments(9)Parts