当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。
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MASADA GBB インプレ その1 - 2012年05月03日
こんばんは。ネヴリンです。
本日eHobbyAsiaよりMASADA GBBコンバージョンキットが届きました。
2012/15/04追記:動画つきインプレはこちら。
キットは、割としっかり梱包されていました。ビニールの下にプチプチでクッションがなされており、そこそこ丁寧な梱包です。
箱の中のキットは、PTS MASADAなどと同じクッション材で保護されていました。
あとは簡単な説明書が入っておりました。
コンバージョンキットにはやはりマガジンはついておらず、自分で別途購入が必要です。
ついでにeHobbyAsiaのおまけのネックストラップもついてきましたw
★質感について
ロアフレームのポリマーの質感は、PTSの電動ガンと同じです。多分素材が同じなんでしょう。
バレルは電動と同じくアルミです。最初のアナウンスではスチールだったはずなのに……。
なお、根元の形状がリアルタイプに変更されています。ただ、根元は別パーツで、の留め具を外すとWAタイプのホップチャンバーが出てきます。
ホップ調整アームはプラ製で、ホップを強めると軋みます。
アームについているスプリングがむちゃくちゃ固いからのようです。WA純正などに交換しましょう。
なお、WAM4用のホップパッキン(RA-TECH製)を入れてみたところすんなり入りました。WAとは同形状のようです。
ここまで寸法が同じということは、WAブルズアイや、サドパのマルイチャンバー・バレルを使うキットも利用できそうです。
ロアフレーム等の寸法に関しては、電動ガンのバージョンと差はほとんどありません。ぐらつきもなく組み上げたらしっかりなるので問題はありません。
トリガーやセレクタなどの操作系もしっかりしたクリック感がありますが、WAよりははるかにスプリングが強いです。海外高圧ガスに最適化してありそうな感触です。
ただ、部品単体の精度が悪く、作動はかなり渋いです。トリガーパックを取り出してすり合わせをする必要があります。(後述)
★内装について
ボルトはアルミか亜鉛みたいでした。鋳造を一部切削したもののようです。154gだそうです。
ボルト内にあるローディングノズルは樹脂製で、WAM4と同形状だと思われます。
内部エンジンは負圧式のもののようです。ただ、マグナのような3つ又がついていることからマグナ方式にも変更できるんじゃないでしょうか?
WAM4のローディングノズルをそのまま使ってるということもあり、実銃ではほぼ中央寄りにあるリコイルスプリングガイドが若干上方に移動しています。また、リコイルスプリングガイドの緩衝剤は、実銃のようなポッチではなく、ラバー板でできていました。
加えて、実銃にあるファイヤリングピンリターナーがないです。それ以外は細部こそ違いますが、概ね同形状と言っていいでしょう。
ピストンだけを取り出してみるとこんな感じです。
形状からするとWAM4と同一形状に見えます。
なお、G&Pほか、WA互換の物が使えるとのことです。
チャージングハンドルはアルミダイキャストで、ボルト側にスチール製の“うけ”があります。
私の個体はスチールパーツが歪んでおりました。
このスチールパーツを万力にはさみ、ハンマーでカンカンして歪みを修正しました。
ついでにレールとこすれる溝をやすり掛けして引っ掛かりを少なくする加工をしました。
そういえば、コッキングハンドルが付属していますが電動と全く同形状です。付属する意味ねぇw
トリガーパックについてですが、実銃動画にあるような方法では取り外せませんでした。
その代わり、パック後端にあるイモネジを緩めることでセレクターが外れます。
ハンマーコック時でないと外れないので注意ですね。
この辺は半ダース軍曹様のブログで詳しく紹介されています……。
セレクターが外れればトリガーパックが抜き取れます。
更に分解を進めると、WA M4と同じような部品で構成されていました。
互換性があるかどうか確かめたかったので、4/29に近所のFIRSTに行ってWAM4用パーツを買ってきました。
とはいえ店頭にはあまりWAM4系パーツを置いておらず、あったものといえばLCT製ディスコネクタくらいでした。
一応組み込めたので、ディスコネは互換性があります。どうやらハンマーもトリガーもWAと互換性があるみたいです。ぜひともここは全部取り替えたいです。(ベータのキットの物はバリが多すぎて作動が渋い)
あお、ここで気を付けてほしいのは、海外向け製品のため圧倒的にハンマースプリングが固いです。
リコイルスプリングも固いので、これくらいのテンションでバルブをたたく必要があるんでしょうが、これでは燃費が悪くなってしまいます。
ハンマースプリングを交換し、リコイルスプリングのテンションも調整して全体のバランスを取る必要があると思います。
★組み込みについて
組み込みは至って簡単です。が、当初PTSで宣伝していたようなワンタッチのコンバージョンは出来ません。ドライバーと六角レンチ、ピンポンチ等が必要になります。
手順①
本体アッパー内のチャージングハンドルとダミーボルトを外します。
チャージングハンドルのコッキングレバーとアッパー後端のピンはあらかじめ抜いておいてください。
本体内後端のねじを取り外すと、留め具が外れ、ダミーボルトのスプリング・SPガイドが抜き取れます。
ダミーボルトはコッキングハンドルと一体になっているので、それも抜き取ります。
手順②
本体のチャンバーブロックを外します。
先にピン、次にねじを外します。
ACRを持ってる人は知っていると思いますが、ねじを先に抜いてしまうと、ピンを押し出す力でフレームが曲がってしまってえらいことになります。
手順③
キットのチャンバーブロックを装着します。手順②を逆にやっていきます。
ただ、ボルトの動きを考慮して、チャンバーブロックのチャージングハンドルのガイドになっている出っ張りを面取りするといいです。また、チャージングハンドルの内側の角もとっておくとスムーズになります。
(写真がくてごめんなさい><)
手順④
チャージングハンドル、ボルトを挿入します。
ボルトは、側面に溝が掘ってあります。アッパー内の突起に溝を合わせて挿入します。
ただ、これも例によって動きが超絶に渋いです。
接触面を耐水ペーパーで磨いたり、グリスで潤滑しておかなければなりません。
私は研磨後、シリコングリスで潤滑しました。
半ダース軍曹様のように研磨する方法もかなり有効みたいですね。
手順⑤
キットのロアレシーバ-を装着します。これは工具なしでできます。
以上で組み立ては終了です。
削ったり磨いたりを繰り返しながら、スムーズにコッキングができれば完成です。
スプリングやハンマーコックの抵抗感以外は感じなくなる程度まですり合わせましょう。そうでもしないとスプリングテンションの問題で動かねぇんだもん。
さて、購入直後インプレは一旦ここで中断します。
明日は動画うpします!
2012/15/04追記:動画つきインプレはこちら。
それでは。
本日eHobbyAsiaよりMASADA GBBコンバージョンキットが届きました。
2012/15/04追記:動画つきインプレはこちら。
キットは、割としっかり梱包されていました。ビニールの下にプチプチでクッションがなされており、そこそこ丁寧な梱包です。
箱の中のキットは、PTS MASADAなどと同じクッション材で保護されていました。
あとは簡単な説明書が入っておりました。
コンバージョンキットにはやはりマガジンはついておらず、自分で別途購入が必要です。
ついでにeHobbyAsiaのおまけのネックストラップもついてきましたw
★質感について
ロアフレームのポリマーの質感は、PTSの電動ガンと同じです。多分素材が同じなんでしょう。
バレルは電動と同じくアルミです。最初のアナウンスではスチールだったはずなのに……。
なお、根元の形状がリアルタイプに変更されています。ただ、根元は別パーツで、の留め具を外すとWAタイプのホップチャンバーが出てきます。
ホップ調整アームはプラ製で、ホップを強めると軋みます。
アームについているスプリングがむちゃくちゃ固いからのようです。WA純正などに交換しましょう。
なお、WAM4用のホップパッキン(RA-TECH製)を入れてみたところすんなり入りました。WAとは同形状のようです。
ここまで寸法が同じということは、WAブルズアイや、サドパのマルイチャンバー・バレルを使うキットも利用できそうです。
ロアフレーム等の寸法に関しては、電動ガンのバージョンと差はほとんどありません。ぐらつきもなく組み上げたらしっかりなるので問題はありません。
トリガーやセレクタなどの操作系もしっかりしたクリック感がありますが、WAよりははるかにスプリングが強いです。海外高圧ガスに最適化してありそうな感触です。
ただ、部品単体の精度が悪く、作動はかなり渋いです。トリガーパックを取り出してすり合わせをする必要があります。(後述)
★内装について
ボルトはアルミか亜鉛みたいでした。鋳造を一部切削したもののようです。154gだそうです。
ボルト内にあるローディングノズルは樹脂製で、WAM4と同形状だと思われます。
内部エンジンは負圧式のもののようです。ただ、マグナのような3つ又がついていることからマグナ方式にも変更できるんじゃないでしょうか?
WAM4のローディングノズルをそのまま使ってるということもあり、実銃ではほぼ中央寄りにあるリコイルスプリングガイドが若干上方に移動しています。また、リコイルスプリングガイドの緩衝剤は、実銃のようなポッチではなく、ラバー板でできていました。
<実銃>
<GBB>
加えて、実銃にあるファイヤリングピンリターナーがないです。それ以外は細部こそ違いますが、概ね同形状と言っていいでしょう。
<実銃>
<GBB>
ピストンだけを取り出してみるとこんな感じです。
形状からするとWAM4と同一形状に見えます。
なお、G&Pほか、WA互換の物が使えるとのことです。
チャージングハンドルはアルミダイキャストで、ボルト側にスチール製の“うけ”があります。
私の個体はスチールパーツが歪んでおりました。
このスチールパーツを万力にはさみ、ハンマーでカンカンして歪みを修正しました。
ついでにレールとこすれる溝をやすり掛けして引っ掛かりを少なくする加工をしました。
そういえば、コッキングハンドルが付属していますが電動と全く同形状です。付属する意味ねぇw
トリガーパックについてですが、実銃動画にあるような方法では取り外せませんでした。
その代わり、パック後端にあるイモネジを緩めることでセレクターが外れます。
ハンマーコック時でないと外れないので注意ですね。
この辺は半ダース軍曹様のブログで詳しく紹介されています……。
セレクターが外れればトリガーパックが抜き取れます。
更に分解を進めると、WA M4と同じような部品で構成されていました。
互換性があるかどうか確かめたかったので、4/29に近所のFIRSTに行ってWAM4用パーツを買ってきました。
とはいえ店頭にはあまりWAM4系パーツを置いておらず、あったものといえばLCT製ディスコネクタくらいでした。
一応組み込めたので、ディスコネは互換性があります。どうやらハンマーもトリガーもWAと互換性があるみたいです。ぜひともここは全部取り替えたいです。(ベータのキットの物はバリが多すぎて作動が渋い)
あお、ここで気を付けてほしいのは、海外向け製品のため圧倒的にハンマースプリングが固いです。
リコイルスプリングも固いので、これくらいのテンションでバルブをたたく必要があるんでしょうが、これでは燃費が悪くなってしまいます。
ハンマースプリングを交換し、リコイルスプリングのテンションも調整して全体のバランスを取る必要があると思います。
★組み込みについて
組み込みは至って簡単です。が、当初PTSで宣伝していたようなワンタッチのコンバージョンは出来ません。ドライバーと六角レンチ、ピンポンチ等が必要になります。
手順①
本体アッパー内のチャージングハンドルとダミーボルトを外します。
チャージングハンドルのコッキングレバーとアッパー後端のピンはあらかじめ抜いておいてください。
本体内後端のねじを取り外すと、留め具が外れ、ダミーボルトのスプリング・SPガイドが抜き取れます。
ダミーボルトはコッキングハンドルと一体になっているので、それも抜き取ります。
手順②
本体のチャンバーブロックを外します。
先にピン、次にねじを外します。
ACRを持ってる人は知っていると思いますが、ねじを先に抜いてしまうと、ピンを押し出す力でフレームが曲がってしまってえらいことになります。
手順③
キットのチャンバーブロックを装着します。手順②を逆にやっていきます。
ただ、ボルトの動きを考慮して、チャンバーブロックのチャージングハンドルのガイドになっている出っ張りを面取りするといいです。また、チャージングハンドルの内側の角もとっておくとスムーズになります。
(写真がくてごめんなさい><)
手順④
チャージングハンドル、ボルトを挿入します。
ボルトは、側面に溝が掘ってあります。アッパー内の突起に溝を合わせて挿入します。
ただ、これも例によって動きが超絶に渋いです。
接触面を耐水ペーパーで磨いたり、グリスで潤滑しておかなければなりません。
私は研磨後、シリコングリスで潤滑しました。
半ダース軍曹様のように研磨する方法もかなり有効みたいですね。
手順⑤
キットのロアレシーバ-を装着します。これは工具なしでできます。
以上で組み立ては終了です。
削ったり磨いたりを繰り返しながら、スムーズにコッキングができれば完成です。
スプリングやハンマーコックの抵抗感以外は感じなくなる程度まですり合わせましょう。そうでもしないとスプリングテンションの問題で動かねぇんだもん。
さて、購入直後インプレは一旦ここで中断します。
明日は動画うpします!
2012/15/04追記:動画つきインプレはこちら。
それでは。
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綺麗にインプレされてて素晴らしいです