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ARES MSR338 レビュー part1 - 2012年12月20日
こんばんは。ネヴリンです。
今回はARESのMSR338のレビューです。
ARESのMSR338は、レミントンMSR(Cal.338ラプア)をモデルとしています。
ネットの記事を見ていると、XM2010と混同されがちですが、別物の銃です。
さて、まず外観からですが、仕上げは荒いです。ただ、遠目に見ると気にならない程度だと思います。
平面部分に多少の「す」が見られます。初期ロットなのと価格帯から仕方ないと思っていますが、少し残念です。
CNC加工となっていますが、CNC加工なのはバレルやハンドガードなどの一部パーツで、基本的にはアルミ鋳造です。
フレームはエッジがダレているわけではありませんが、切削加工の鋭さは感じにくいです。やはり鋳造感は否めません。
なお、塗装はアルマイトではなく、吹き付け塗装のような感じです。
もっとも、そういった荒さはあるものの、剛性が非常に高く、バレルやアクション部分にぐらつきはありません。
とてもソリッドで質実剛健な感じがします。お座敷用にするのはもったいないです。
刻印はライセンスの関係でARESの新しいマークが入っています。レーザー刻印です。
レミントンにライセンス料を支払うくらいなら、無刻印とかパチ刻印で安くしてもらう方がいいですが、流石に真っ白な刻印は目立ちすぎですね。もう少し落ち着いた色にしてほしかったです。
バレルやハンドガードは、フレームとは異なり、切削加工特有の鋭さがあります。
マズルブレーキはAACタイプが再現されており、サプレッサー装着用のネジが切られています。
VFCアシュベリー用の差プレッサーが使えないか気になるところです。
バレルは一本もののフルーテッドバレルでとてもいい感じです。
バレルはかなりの重厚感があります。
それでいて、フルートや材質により軽量に仕上がっており、フロントヘビーにならずいいバランスです。
それではハンドガードです。
トップレールとフレームにがっちり固定されており、軋むことはまったくありません。
ただ……疑惑の出っ張りは健在です。この部分せいで、実銃のMSRとかなり異なるシルエットになっています。
謎の出っ張りのズームアップ写真です。
写真では見えていませんが、みなさんの予想通り、給弾ルートを隠すためのものでした。
なお、ハンドガードを外すには、マズルブレーキを外し、トップレールの6本のネジとフレームとハンドガード接合部の2本のネジを外します。
その状態で前に引き抜きます。
分解方法自体は実銃準拠です。
給弾ルートのアップです。
マルイL96やVFCアシュベリーとは異なり、ただのパイプが入っているだけの給弾ルートです。
以前ARESが発売したAW338(L115)と同じ方式です。
これはいわゆるKTW方式と呼ばれるもので、ルート内のBB弾を後ろのBB弾が押し出してローディングします。
そのため撃ち終わったあとの給弾ルートには数発のBB弾が残ります。
ただ、マガジンを抜いても弾がポロポロこぼれないようにストッパーが実装されました。
マガジンの脱着と連動しており、マガジン装着時だけストッパーが解放されます。
トップレールですが、先ほど述べたとおり、一本物の長いレールになっています。
ホップアップの調整はネジの手前側にある穴から、六角レンチをつっこんで調整します。
工具が必要なので手軽ではないのが残念ですが、そもそもスリムで搭載スペースの少ないMSRに下手なホップダイヤルを載せて外観を損なうくらいなら、こっちの方が妥当だと思います。
次はアクション周りを見ていきます。
このあたりは可能な限りMSRを再現しています。
338ラプアマグナムを使うための巨大なイジェクションポート、XM2010やM24Eなどとは異なる平面を多用したレシーバー、フォールディングストックに対応したコッキングハンドルなど、非常にそれっぽく作られています。
コッキングですが、マルイと違ってかなり重たく、引っかかり感も強いです。
自分でかなりすり合わせや慣らしをする必要がありそうです。
なお、ARESのフェイスブックにてシリンダーやピストンはVSRのものが使えると公言されていましたので、一部の部品は取り替えた方がいいかもしれません。
最後にストック周りです。
最近流行りの多機能ストックで、フォールディング機能付きで、高さと前後幅、バットプレートの高さ調整が可能です。
ただし、実銃にはあるはずのチークピース左右調整機能はオミットされています。
まあそのような多機能ストックですが、取り付けマージンが広く取られすぎており、がたつきが生じています。
フォールディング機構部分から生じているようなので、調整は難しいと思われます。
折りたたむにはストック付け根のレバーを押し、広げる時には根元のボタンを押します。
このレバーとボタンは同一部品で、フレームとかみ合って固定されます。
グリップはフィンガーチャンネル付きのもので、ラバーとポリマーのハイブリッド構造になっています。
グリップはかなり太めで、他の銃に慣れた人にはしっくりこないかもしれません。
なお、実銃MSRは、グリップ部分がM4のものと交換可能です。ARESのMSRもM4GBB用のストックが使える可能性があるかもしれないことに言及しておきます。
実射性能ですが、一見した限りではかなり優秀な弾道です。
マルイ程ではありませんが、かなり直線的に飛び、十分にに国産エアガンと張り合えます。
ゼロイン作業が楽しくなるような弾道です。
正確な弾速は測っていませんが、若干余裕を持たせて低めの初速になっているようです。
パッケージには82~83m/sと書かれており、おおむねそれに合致しているように見えました。
明日以降、改めて実射、分解のレビューをしたいと思います。
今回はARESのMSR338のレビューです。
ARESのMSR338は、レミントンMSR(Cal.338ラプア)をモデルとしています。
ネットの記事を見ていると、XM2010と混同されがちですが、別物の銃です。
さて、まず外観からですが、仕上げは荒いです。ただ、遠目に見ると気にならない程度だと思います。
平面部分に多少の「す」が見られます。初期ロットなのと価格帯から仕方ないと思っていますが、少し残念です。
CNC加工となっていますが、CNC加工なのはバレルやハンドガードなどの一部パーツで、基本的にはアルミ鋳造です。
フレームはエッジがダレているわけではありませんが、切削加工の鋭さは感じにくいです。やはり鋳造感は否めません。
なお、塗装はアルマイトではなく、吹き付け塗装のような感じです。
もっとも、そういった荒さはあるものの、剛性が非常に高く、バレルやアクション部分にぐらつきはありません。
とてもソリッドで質実剛健な感じがします。お座敷用にするのはもったいないです。
刻印はライセンスの関係でARESの新しいマークが入っています。レーザー刻印です。
レミントンにライセンス料を支払うくらいなら、無刻印とかパチ刻印で安くしてもらう方がいいですが、流石に真っ白な刻印は目立ちすぎですね。もう少し落ち着いた色にしてほしかったです。
バレルやハンドガードは、フレームとは異なり、切削加工特有の鋭さがあります。
マズルブレーキはAACタイプが再現されており、サプレッサー装着用のネジが切られています。
VFCアシュベリー用の差プレッサーが使えないか気になるところです。
バレルは一本もののフルーテッドバレルでとてもいい感じです。
バレルはかなりの重厚感があります。
それでいて、フルートや材質により軽量に仕上がっており、フロントヘビーにならずいいバランスです。
それではハンドガードです。
トップレールとフレームにがっちり固定されており、軋むことはまったくありません。
ただ……疑惑の出っ張りは健在です。この部分せいで、実銃のMSRとかなり異なるシルエットになっています。
謎の出っ張りのズームアップ写真です。
写真では見えていませんが、みなさんの予想通り、給弾ルートを隠すためのものでした。
なお、ハンドガードを外すには、マズルブレーキを外し、トップレールの6本のネジとフレームとハンドガード接合部の2本のネジを外します。
その状態で前に引き抜きます。
分解方法自体は実銃準拠です。
給弾ルートのアップです。
マルイL96やVFCアシュベリーとは異なり、ただのパイプが入っているだけの給弾ルートです。
以前ARESが発売したAW338(L115)と同じ方式です。
これはいわゆるKTW方式と呼ばれるもので、ルート内のBB弾を後ろのBB弾が押し出してローディングします。
そのため撃ち終わったあとの給弾ルートには数発のBB弾が残ります。
ただ、マガジンを抜いても弾がポロポロこぼれないようにストッパーが実装されました。
マガジンの脱着と連動しており、マガジン装着時だけストッパーが解放されます。
トップレールですが、先ほど述べたとおり、一本物の長いレールになっています。
ホップアップの調整はネジの手前側にある穴から、六角レンチをつっこんで調整します。
工具が必要なので手軽ではないのが残念ですが、そもそもスリムで搭載スペースの少ないMSRに下手なホップダイヤルを載せて外観を損なうくらいなら、こっちの方が妥当だと思います。
次はアクション周りを見ていきます。
このあたりは可能な限りMSRを再現しています。
338ラプアマグナムを使うための巨大なイジェクションポート、XM2010やM24Eなどとは異なる平面を多用したレシーバー、フォールディングストックに対応したコッキングハンドルなど、非常にそれっぽく作られています。
コッキングですが、マルイと違ってかなり重たく、引っかかり感も強いです。
自分でかなりすり合わせや慣らしをする必要がありそうです。
なお、ARESのフェイスブックにてシリンダーやピストンはVSRのものが使えると公言されていましたので、一部の部品は取り替えた方がいいかもしれません。
最後にストック周りです。
最近流行りの多機能ストックで、フォールディング機能付きで、高さと前後幅、バットプレートの高さ調整が可能です。
ただし、実銃にはあるはずのチークピース左右調整機能はオミットされています。
まあそのような多機能ストックですが、取り付けマージンが広く取られすぎており、がたつきが生じています。
フォールディング機構部分から生じているようなので、調整は難しいと思われます。
折りたたむにはストック付け根のレバーを押し、広げる時には根元のボタンを押します。
このレバーとボタンは同一部品で、フレームとかみ合って固定されます。
グリップはフィンガーチャンネル付きのもので、ラバーとポリマーのハイブリッド構造になっています。
グリップはかなり太めで、他の銃に慣れた人にはしっくりこないかもしれません。
なお、実銃MSRは、グリップ部分がM4のものと交換可能です。ARESのMSRもM4GBB用のストックが使える可能性があるかもしれないことに言及しておきます。
実射性能ですが、一見した限りではかなり優秀な弾道です。
マルイ程ではありませんが、かなり直線的に飛び、十分にに国産エアガンと張り合えます。
ゼロイン作業が楽しくなるような弾道です。
正確な弾速は測っていませんが、若干余裕を持たせて低めの初速になっているようです。
パッケージには82~83m/sと書かれており、おおむねそれに合致しているように見えました。
明日以降、改めて実射、分解のレビューをしたいと思います。
お願いします。
ボルトのエッジがやけに削れてる様に見えるのは気のせい?
一緒にやりましょう。
ボルトエッジが削れているように見えるのは光の当たり方が悪いだけで、実際に削れているわけではありません。
自分もMSR338を購入します。(まだ手元に届いてませんが・・・)
なので、ネヴリンさんのレビュー、とても参考になります^^
レビューを見てて気になった点が1つ。シリンダーの形状ですが、外形24mm/内径22mmでVSR-10と互換性があるみたいですが、シリンダーの長さとボルトハンドル部の形状等も同じなのでしょうか?