当ブログは、ユーザー主導でエアソフトガン業界を発展させることを最終目標に掲げるウェブサイトです。
読者様へ情報提供を行うため、私が経験したことや設計した成果物は
可能な限りオープンソース、コピーレフトで公開いたします。積極的にご活用ください。
また、本ブログは色覚に制限がある読者様のために、
赤色と緑色の文字を意図的に避けて記述しています。読みづらいとは存じますが、どうかご理解ください。
MASADA SV(ストリームライン・バージョン) - 2013年01月07日
こんばんは。ネヴリンです。
今日はFIRSTのブッシュマスターに参加してまいりました。
サバゲの様子は、近大サバゲサークル(KUMA)ブログに寄稿しましたので、こちらをご覧ください。
参加した折に、FIRSTスタッフの私物のPTSマグプル製 MASADA SV(ストリームライン・バージョン)を触らせて頂くことができました。
触らせて頂く代わりにFIRSTの宣伝をする約束なので、銃紹介も含めて扱わせて頂きます。
PTS MAGPULのMASADAといえば、マグプル開発時代の最終デザイン(Gen3)のMASADAで、ほぼ同時期のBushmaster/RemintongのACR(Gen1)と同じものです。
エアソフトはPTSから一昨年に発売されたましたが、43000~56000円とたいへん高価で、手が出しにくかった銃です。
MASADA SVは、商標使用料のかかる「デュポン・ポリマー」を安価なABSに置き換え、さらにアッパーの着色方法や刻印の入れ方などを工夫してお手頃価格にしたものです。
そのため中身の設計は従来のMASADA ACRと同じとなっており、長所も短所も同様に引き継いでいます。
FIRSTさんでの販売価格は29,800円で、一般的な国内流通価格です。
価格は平均並みですが、実店舗で現物に触れられること、カスタムのノウハウがある程度蓄積しているお店なので購入の際にかるーくイジってもらって作動性を向上させられることなどが、FIRSTさんで購入するメリットだと思います。
あと、店員さんと仲良くなれば、補修パーツが必要なときに「必殺アクセスオーバーシーズ保証書使いまわしの術」で……ゴホンゴホン。
まず、フレームのアップです。
写真だけではポリマー部分の質感が伝えにくいのですが、ノーマルモデルの繊維入りナイロンのざらついた感触に比べて、SVのABSはすべすべしています。かといってすべりやすい訳ではなく、実用上差はほとんど感じません。
重量はABSの方が圧倒的に軽いです。
また、レシーバーは、ノーマルモデルはアルマイトですがSVは塗装のようです。
このへんも低価格化に貢献していると思われます。
トップレール前方の写真です。
ノーマルモデルでフロントサイトが入っている部分は切り取られ、レールのスロットに変更されています。
安価にダットサイトを入手できる今日では、アイアンサイトは不要と判断されたのでしょう。
箱出しじゃ照準できないけどいけるよね!という大胆な発想が斬新です。
グリップのアップです。
サイズや寸法等に変更は無いようで、グリップエンドの形状はノーマルモデルと同じです。
すべり止め用のマグプルマークのモールドもシャープで、しっかりとすべり止め効果を発揮します。
操作系周りノアップです。
細かい金属部品はノーマルモデルも塗装のため質感は一緒です。
ただ、この個体はマガジンキャッチの建てつけが悪く、マルイの多弾マグを指しても抜け落ちてしまうという不具合がありました。
一度分解してバリを取ったり組み直すと治ると思います。
また、今回のロットは、マイクロスイッチの作動寸法がダメダメです。
トリガーを強く引かないと発射できないうえ、トリガーストロークもかなり長いようです。
オムロン製のマイクロスイッチに交換し、スイッチボックスの厚みを調整することが必要になると思います。
給弾ルートです。
ここはノーマルモデルと変わりません。たぶん金型が同じなので。
ノズル長は相変わらず1mm程度足りてないです。仕様ですね。
ノーマルバージョンとの大きな差は、刻印が切削ではなくプリントになっているという点と、メカボやチャンバーに施されているはずの酸化防止用の塗装がないという点が挙げられます。
刻まれている文字列がノーマルバージョンと全く違っていて萎えてしまいます。特にこのデカデカと入れられた「MADE IN CHINA」は酷いですね。
コストダウンやノーマルモデルとの差別化を図るとしても、刻印の変更は必要なかったんじゃないかと思います。
メカボなどの塗装は正直不要だったので、SVの措置で正解だと思います。黒染めメカボは確かにかっこいいですが、それだけですからね。
そして、またしてもこの個体に不具合が見つかりました。
ホップの調整ダイアルがユルユルです。ホップをかけてもダイアルが戻ってきてしまいます。
ノーマルバージョンはチャンバーが塗装されており、その皮膜分厚みが増してダイヤルががっちり固定されていたのですが、SVは地肌むき出しのためダイヤル軸がユルユルなんでしょうね。
Wii Techのチャンバーに換えてしまうか、eHobbyAsiaで売ってるノーマルバージョンのスペアチャンバーを移植するほかないと思います。
知り合いにノーマルバージョンのMASADAを持っている人がいれば、アクセスオーバーシーズの保証書でチャンバーを取り寄せることができるかもしれません。
そしてMASADA固有の大問題、ホップが効きにくいという大問題はいまだ健在です。
PDIのWホールドチャンバーは強めのホップがかかるのでMASADAにはぴったりですが、私はシステマ推しをしておきます。マルイもありかも。
ストック周りです。
材質以外はノーマルバージョンとの差はなく、ぐらつきはありません。
必要十分という言葉がぴったりくる仕上がりです。
書くところがないのでこの辺に書きますが、SVのマズルは、ノーマルバージョンと違って逆ネジだそうで、ハイダーの選択範囲が広がっているようです。
最後に、私のノーマルバージョンとともに並べた写真です。
いずれの写真も、上がノーマルバージョン、下がSVです。
こうやって並べると、ポリマーの質感の違いが少しは分かるかもしれません。ABS製の方が光沢があってすべすべです。
といっても、気になるほどのものではないですけど。
金属部分の質感は全く違っていて、アルマイトと塗装では色味も手触りも全く違います。
まあそりゃあ、アルマイト+切削刻印と、塗装+プリント刻印じゃコストに雲泥の差があるんだから当然ですが。
グリップも超拡大するとこんな感じの差があります。
やはりデュポンポリマーの方がヤスリのようにざらついており、少々汗をかいたって手に食い込んできて離れませんが、
ABSだと、デュポンのような食いつき感はありません。キレイすぎるって感じがします。
総評として、MASADA SVはいじれる人が買うと、かなり使えるテッポのになるでしょう。
もともとものすごく剛性が高い銃なので、いじればいじるだけ美味しくなりそうです。
もちろんチャンバー、トリガーは見直し必須です。余力があればモーターをマルイ製にするのが望ましい感じですね。
もっとも、フォールディングストックとショートバレル、リアルサイズハンドガードを載せるのであれば、最初からノーマルバージョンのCQBを買うorAKMとARロアを用意するほうが性能対コストは良いと思われます。
あくまで、気軽(?)にMASADAの優れた操作性が得たいのであれば、手直しという条件は付きますが、お勧めできる一丁です。
今日はFIRSTのブッシュマスターに参加してまいりました。
サバゲの様子は、近大サバゲサークル(KUMA)ブログに寄稿しましたので、こちらをご覧ください。
参加した折に、FIRSTスタッフの私物のPTSマグプル製 MASADA SV(ストリームライン・バージョン)を触らせて頂くことができました。
触らせて頂く代わりにFIRSTの宣伝をする約束なので、銃紹介も含めて扱わせて頂きます。
PTS MAGPULのMASADAといえば、マグプル開発時代の最終デザイン(Gen3)のMASADAで、ほぼ同時期のBushmaster/RemintongのACR(Gen1)と同じものです。
エアソフトはPTSから一昨年に発売されたましたが、43000~56000円とたいへん高価で、手が出しにくかった銃です。
MASADA SVは、商標使用料のかかる「デュポン・ポリマー」を安価なABSに置き換え、さらにアッパーの着色方法や刻印の入れ方などを工夫してお手頃価格にしたものです。
そのため中身の設計は従来のMASADA ACRと同じとなっており、長所も短所も同様に引き継いでいます。
FIRSTさんでの販売価格は29,800円で、一般的な国内流通価格です。
価格は平均並みですが、実店舗で現物に触れられること、カスタムのノウハウがある程度蓄積しているお店なので購入の際にかるーくイジってもらって作動性を向上させられることなどが、FIRSTさんで購入するメリットだと思います。
あと、店員さんと仲良くなれば、補修パーツが必要なときに「必殺アクセスオーバーシーズ保証書使いまわしの術」で……ゴホンゴホン。
まず、フレームのアップです。
写真だけではポリマー部分の質感が伝えにくいのですが、ノーマルモデルの繊維入りナイロンのざらついた感触に比べて、SVのABSはすべすべしています。かといってすべりやすい訳ではなく、実用上差はほとんど感じません。
重量はABSの方が圧倒的に軽いです。
また、レシーバーは、ノーマルモデルはアルマイトですがSVは塗装のようです。
このへんも低価格化に貢献していると思われます。
トップレール前方の写真です。
ノーマルモデルでフロントサイトが入っている部分は切り取られ、レールのスロットに変更されています。
安価にダットサイトを入手できる今日では、アイアンサイトは不要と判断されたのでしょう。
箱出しじゃ照準できないけどいけるよね!という大胆な発想が斬新です。
グリップのアップです。
サイズや寸法等に変更は無いようで、グリップエンドの形状はノーマルモデルと同じです。
すべり止め用のマグプルマークのモールドもシャープで、しっかりとすべり止め効果を発揮します。
操作系周りノアップです。
細かい金属部品はノーマルモデルも塗装のため質感は一緒です。
ただ、この個体はマガジンキャッチの建てつけが悪く、マルイの多弾マグを指しても抜け落ちてしまうという不具合がありました。
一度分解してバリを取ったり組み直すと治ると思います。
また、今回のロットは、マイクロスイッチの作動寸法がダメダメです。
トリガーを強く引かないと発射できないうえ、トリガーストロークもかなり長いようです。
オムロン製のマイクロスイッチに交換し、スイッチボックスの厚みを調整することが必要になると思います。
給弾ルートです。
ここはノーマルモデルと変わりません。たぶん金型が同じなので。
ノズル長は相変わらず1mm程度足りてないです。仕様ですね。
ノーマルバージョンとの大きな差は、刻印が切削ではなくプリントになっているという点と、メカボやチャンバーに施されているはずの酸化防止用の塗装がないという点が挙げられます。
刻まれている文字列がノーマルバージョンと全く違っていて萎えてしまいます。特にこのデカデカと入れられた「MADE IN CHINA」は酷いですね。
コストダウンやノーマルモデルとの差別化を図るとしても、刻印の変更は必要なかったんじゃないかと思います。
メカボなどの塗装は正直不要だったので、SVの措置で正解だと思います。黒染めメカボは確かにかっこいいですが、それだけですからね。
そして、またしてもこの個体に不具合が見つかりました。
ホップの調整ダイアルがユルユルです。ホップをかけてもダイアルが戻ってきてしまいます。
ノーマルバージョンはチャンバーが塗装されており、その皮膜分厚みが増してダイヤルががっちり固定されていたのですが、SVは地肌むき出しのためダイヤル軸がユルユルなんでしょうね。
Wii Techのチャンバーに換えてしまうか、eHobbyAsiaで売ってるノーマルバージョンのスペアチャンバーを移植するほかないと思います。
知り合いにノーマルバージョンのMASADAを持っている人がいれば、アクセスオーバーシーズの保証書でチャンバーを取り寄せることができるかもしれません。
そしてMASADA固有の大問題、ホップが効きにくいという大問題はいまだ健在です。
PDIのWホールドチャンバーは強めのホップがかかるのでMASADAにはぴったりですが、私はシステマ推しをしておきます。マルイもありかも。
ストック周りです。
材質以外はノーマルバージョンとの差はなく、ぐらつきはありません。
必要十分という言葉がぴったりくる仕上がりです。
書くところがないのでこの辺に書きますが、SVのマズルは、ノーマルバージョンと違って逆ネジだそうで、ハイダーの選択範囲が広がっているようです。
最後に、私のノーマルバージョンとともに並べた写真です。
いずれの写真も、上がノーマルバージョン、下がSVです。
こうやって並べると、ポリマーの質感の違いが少しは分かるかもしれません。ABS製の方が光沢があってすべすべです。
といっても、気になるほどのものではないですけど。
金属部分の質感は全く違っていて、アルマイトと塗装では色味も手触りも全く違います。
まあそりゃあ、アルマイト+切削刻印と、塗装+プリント刻印じゃコストに雲泥の差があるんだから当然ですが。
グリップも超拡大するとこんな感じの差があります。
やはりデュポンポリマーの方がヤスリのようにざらついており、少々汗をかいたって手に食い込んできて離れませんが、
ABSだと、デュポンのような食いつき感はありません。キレイすぎるって感じがします。
総評として、MASADA SVはいじれる人が買うと、かなり使えるテッポのになるでしょう。
もともとものすごく剛性が高い銃なので、いじればいじるだけ美味しくなりそうです。
もちろんチャンバー、トリガーは見直し必須です。余力があればモーターをマルイ製にするのが望ましい感じですね。
もっとも、フォールディングストックとショートバレル、リアルサイズハンドガードを載せるのであれば、最初からノーマルバージョンのCQBを買うorAKMとARロアを用意するほうが性能対コストは良いと思われます。
あくまで、気軽(?)にMASADAの優れた操作性が得たいのであれば、手直しという条件は付きますが、お勧めできる一丁です。
んで最近連絡ないな。。。と思ったがよく考えるとカスタムに次ぐカスタムの日々を過ごしてるわなw
こちらはハンドガンにフルオートシアを組み込むので頭いっぱいです。
完成したらビビって貰う予定w